しかし、お酒に強くない人は本当にちょっと飲んだだけでも一気に酔いがまわって体調を崩す、というパターンも大いにあり得ます、だから、決して姑息な手段でもなんでもないのです。
問題は自身の体調をしっかり把握しておくことですね。
中にはお酒は弱いけどあの飲み会の雰囲気は好きなので飲めもしないのに中途半端に付き合ったあげく、
ベロンベロンになって一人で帰れなくなって同僚の手助けを得た、なんてことにもなりかねないかもしれません。
何杯飲んだら危険か、よく把握することです。
気分が悪くなる前に勇気を持って申告して帰ることです。
ただ、仮病を使って早帰りする場合は、その後の処置を忘れずにお願いしますよ。
体調が悪いと言っておきながら翌日、ケロッとした顔をして出社したら、嫌々、最後まで付き合っていた同僚から敵意の視線を向けられるかも分かりませんからね。
先手を打ってこちらから声をかけて身の潔白を証明する動きをしましょう。
(でも、余計な努力を増やすなら、最初から体調が悪いと言って参加しない方がいいでしょうけどね)
③明日の朝が早いという
飲み会で早く帰る方法の三つ目、「明日の朝が早いから帰ります」という手です。
この作戦を使う場合、あなたの家の在処を周りの人に知られている場合は、使いにくい面もあります。
会社までの片道に2時間前後かかるとか、翌朝、いつもより早い列車に乗らなければならないなどのきちんとした理由づけが必要となるでしょう。
もし、あなたが低血圧気味で朝が本当に弱いのなら、素直にそう言って勘弁してもらう手もあります。
第一、会社の飲み会で翌日、遅刻されたら責任の所在が上司に向く場合もあります。
そこのところを冷静に判断して決めましょうね。
④さりげなくサッと抜ける
会社の飲み会で帰る方法の四つ目は「さりげなく帰る」です。
さりげなくサッと抜ける方法は少々、年期が入った人が使えば効果はあります。
しかし、入社したての新人がこの手段を使ったら、明日からあなたは目の敵のようにされてしまう事は必至です。
さりげなくサッと帰れる人というのは、その組織においてある程度の地位を持っているか、在職年数の長い人。
もしくは嫌われ者です。
だから、この方法は使える人が限定されてしまうのが少々の欠点です。
もし、入社して間のない人がサッと消えるように帰ってしまったら、翌日から望ましくないレッテルを貼られる可能性があります。
理不尽かもしれませんが、会社の飲み会は地位の下の人間が上の人を立てまくる場でもあります。
一種の仕事の延長戦ともいえるのです。
それを無断に近い形でサッと抜けてしまったら。
あなたは自身のイメージアップを相当な覚悟で臨まなければならなくなるかもしれません。
余計な努力を新人の期間の時にやるのは想像以上のエネルギーが必要です。
入社して2~3年は辛抱して飲み会にも積極的に参加して顔と特徴を覚えてもらい、皆から仲間と思ってもらえるような動きをやっておいた方が無難といえば無難ですよ。
まあ、それを覆すほどの力をお持ちであれば関係ないかも分かりませんがね。
⑤次があると抜ける
飲み会で帰るための五つ目の方法は「次があるから」と告げる方法です。
実際、世の中にははしご、はしごを繰り返している人がいます。
周りの人もさすがに何回も連れまわされるのは遠慮願いたいですから、
「次があるから、これで」と言って抜けてくれる人の方が、その場を穏便にやり過ごせられるメリットはあるかも分かりません。
ただ、この方法も入社したての新人がいきなり使うとひんしゅくを買うでしょう。
そもそも新人が交わる飲み会というのは、その新人が部や先輩たちと距離を近くして今後の仕事をやりやすくするために設定されている趣旨があります。
それなのに新人がいきなり「次があるから」と大きな態度で行ってしまったら、残された部の人間たちはどう思うでしょう。