しかし、もしあなたが仕事の失敗をいつまでも引きずって、忙しいのにミスを連発してしまうようなら、それ以上無理に働いても余計にミスを繰り返してしまう可能性があります。
そうなるくらいなら、思い切って一日休みを取り、そこでしっかりと気持ちの入れ替えをすることも大切です。
毎日が忙しいと、気持ちにまったく余裕ができませんよね。
余裕ができないということは、失敗を反省して次に活かそうと気持ちを切り替えるような心の余裕もないということです。
そんな状態ではいい仕事はできませんし、また同じ失敗を繰り返してしまいかねません。
一生懸命に働いてもミスを繰り返すくらいなら、多少は非難をされても一日しっかりと休みを取り、その後の名誉挽回に努めた方が今後のあなた自身のためにもなるでしょう。
ただし一日しっかりと休んだ後には、これまで以上に頑張る必要があります。
気持ちを切り替えるときには一気に切り替えるタイプの人にはこの方法がおすすめです。
仕事失敗は誰にでもあること
自分だけ仕事でミスをすることが多いとか、他の人は失敗なんてしていないと考えてはいませんか?もしそう考えているのなら、それは大きな間違いです。
人間誰でもミスはあります。
私生活でも人間関係でも、当然仕事でも失敗します。
あなたがただ知らないだけで、あなたから見て仕事ができる上司や同期も、過去には必ず何かしらの失敗を犯しています。
しかし、失敗しているからこそ、反省して次に活かし、今は失敗をしなくなっているのです。
要するに仕事ができる上司や同期は、失敗と反省の積み重ねで今の状態があるのです。
そう思ってみれば、失敗は怖いことではありません。
失敗を恐れることは悪いことではありませんが、もし失敗したなら、きちんとその場で反省して次に活かせばいいのです。
失敗の頻度や回数にも、個人差があるというだけのことです。
失敗はそのうち財産になる
失敗は悪いことと捉える人は多いです。
しかし、失敗のない人はそれ以上自分自身が成長できません。
何故なら失敗しないことで、自己反省を行わないからです。
自己反省を行わなければ、調子に乗りやすくなります。
自己を過信しやすくなり、何をやっても自分は悪くないと思い込みやすくなります。
失敗のない人ほど、ちょっとした小さな失敗でも大きな躓きに感じてしまいますし、受けるダメージもより大きくなります。
時々人一倍プライドが高い人がそれをへし折られて、その後立ち直れずにどんどん落ちて行ってしまう話を聞くことがありますが、それがまさに失敗しない人の典型なのです。
一方で、失敗を繰り返す人ほど慎重になります。
ちょっとした躓きでも自己反省を繰り返すため、同じ失敗はやらなくなります。
また、自分の失敗した経験から、他者が失敗して落ち込んでいるときにもその気持ちを分かってあげられますし、相談にも乗ってあげられます。
失敗をするとその場は落ち込むかもしれませんが、数年後、数十年後になったときに自分の大きな財産となります。
そう考えて、失敗をしても「この失敗で自分は学ぶことができた」と考える癖を身につけましょう。
失敗した次の行動を考える
失敗したら「しまった!」と落ち込む人は多いです。
しかしそこで落ち込んだままでいる人はそう多くはありません。
何故なら大抵の人は、落ち込んだときに自己反省をするため、次は同じようなミスをしないようにと注意深くなるからです。
失敗をしてただ「やっちゃったなぁ」と落ち込んでいるだけでは、必ずまた同じ失敗を繰り返すでしょう。
そうなりたくない人が、しっかりと失敗の原因を探って、次は失敗しないようにと気を付けるのです。
失敗したら、失敗の原因を探り、次はそうならないように自分がどう行動すべきかを確認しましょう。
そして確認できたら、そこで気持ちを次の仕事へと切り替えるようにします。
同じ仕事内容であれば、失敗する前よりも自然と慎重になるでしょう。