自分の失敗がそこまで周りに影響を及ぼすことがなければ、「やってしまったなぁ、次は頑張ろう」と軽く落ち込む程度で済むかもしれません。
しかし、自分の失敗で周りにまで迷惑をかけてしまったときには、周りの人全員に申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいます。
また、自分のミスを周囲の人がどう思っているのかも気になってしまい、その場にいたたまれなくなってしまいます。
そんなときに、「もういっそ消えたい!」と思わず考えてしまうのです。
さらに、周囲の人に直接迷惑をかけることがなくても、同期や部下の前で上司に怒鳴られるようなことがあっても、同じく羞恥から消えてしまいたいと思うことはあります。
責任を請けなきゃいけない
失敗をするということは、失敗したことで起きてしまった問題や責任を自分が請けなければならないということです。
受注していた仕事がトラブルで納期に間に合わなくなってしまったときには、発注先に謝罪をしに行かなければなりません。
また、グループで仕事を進めていて、自分の失敗のせいでグループ全体の評価が下がってしまったときには、同じグループのメンバー一人ひとりに誠意を込めて謝罪をして回らなければなりません。
自分のミスで仕事が押してしまっているのなら、サービス残業をしてでも必死になって仕事に取り組まなければなりません。
もしあなたが自営業をしていて、大きな失敗をして会社に甚大な被害を与えてしまった場合には、最悪会社をたたまなければならなくなるでしょう。
責任を請けるということは、大なり小なりそれなりの覚悟と誠意を見せる必要があります。
その責任を請けることに耐えきれない人は、会社を辞めてしまったり、それが原因で精神的な問題を抱えてしまったりします。
辛い…
仕事で失敗をしたとき、とにかく「辛い・・」という気持ちでいっぱいになってしまう人もいます。
「ミスをしたことで怒られるのが辛い」「周りの人の視線が気になって辛い」「評価が下がることが辛い」「直ぐにミスをしてしまう自分自身が辛い」など、さまざまな理由から辛くなってしまうことがあります。
その辛い気持ちが強いほど、直ぐに立ち直ることができず、次の仕事も取り組むのが怖くなってしまいます。
その場合には、気持ちを切り替えることをしなければ、いつまで経っても落ち込む気持ちを引きずってしまいますし、他の仕事で挽回しようという気持ちにもなれないでしょう。
仕事に行きたくない
一度や二度仕事で失敗をする程度では、会社に行きたくないとまで考えてしまうことはそうありません。
しかし、注意しているはずなのに何度も同じミスを繰り返してしまう人や、他の人に比べると明らかに失敗することの多い人では、失敗が積み重なるたびにどんどん落ち込んで自信を失くしてしまい、終いには仕事に行きたくなくなってしまいます。
また、例え日頃はミスの少ない人でも、一度の失敗で周りの人や会社に大きな迷惑をかけてしまった場合、それが原因で会社に居づらくなってしまい、仕事に行きたくないと考えてしまう人もいます。
失敗が原因で仕事に行きたくないと考えてしまう人の多くは、完璧主義であったり、人間関係に敏感だったり、真面目な人だったりします。
失敗したことに対して真剣に考え込んでしまうからこそ、そこからどんどん悪い想像が膨らんでしまい、仕事に行きたくないと考えてしまうのです。
仕事失敗した時の対処方法も伝授!
仕事に失敗してしまったら、どうにかして気持ちを早く切り替えなければなりません。
何故なら、失敗したという事実はもう変えることが出来ないからです。
起きてしまったことはもうどうにも出来ないため、次にやるべきことは早めの原因の解明と、失敗したことに対する対処です。
仕事での失敗は、少なからず周りの同期や上司、取引先の会社などに迷惑をかけてしまいますので、直ぐに謝罪をするなり、他の形で誠意を表すなりする必要があります。
一つの失敗でいつまでも落ち込んでいるようでは社会人としてやっていけませんし、会社側も長々と反省されるよりも早く仕事で挽回して欲しいと考えています。
その思いに応えることで、汚名を返上し名誉を挽回することが出来るのです。
失敗の分析をする
失敗したときには、何故失敗をしてしまったのか、直ぐに原因を追究しましょう。
当日の自分の体調はどうだったのか、きちんと一つずつの作業に集中出来ていたかどうか、ミスがないか確認しながら出来ていたかどうか、また同僚や取引先相手との連携がきちんと取れていたかどうかなど、あらゆる部分から反省し直します。
そして分析した結果原因が判明すれば、今後は二度と同じようなミスがないように十分に反省して次に活かすようにしましょう。
ミスの原因を忘れてしまいそうならメモを取るなどして、決して忘れないようにします。
状況をもう一度整理する
仕事で失敗をしてしまったら、失敗したときの状況をもう一度整理しましょう。
原因を分析する前に、まずは状況整理を行います。
当日の自分の仕事の状況や、いつもと変わったことはなかったかなど、すべての要素をあげたらそれを整理して、大体の原因の要素を残しておきます。