わたしは好きなものは比較的に続けることはできるのですが、嫌なことは三日坊主になってしまいます。
嫌という意味は、面倒なことと言い換えても良いでしょう。
このようなわたしに、もっときつい名言があります。
石の上にも三年です。
冷たい石の上にも3年も座り続けていれば、石も暖まってくるということわざです。
あの松下幸之助さんの名言として語り継がれているのです。
この名言をよく考えてみると、石の上に我慢強く辛抱して座っていることで成功するということです。
技能を向上させたり勉強するということよりも、我慢強さがポイントなのです。
このことは、どんなに要領が悪い人でも、同じ仕事をしていれば3年も経つと一人前になるよという意味なのです。
失敗が多くても、先輩や上司のお説教や小言にもくじけず黙々と仕事をする図太さも必要なのですね。
しかし、松下幸之助さんはそのことを見越して続きがあるのです。
つまり、「石の上にも三年という。しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはならない」と言っているのです。
普通の人間はどこまで我慢して継続できるかという疑問に対して、会社の採用担当者は面白いことを言っています。
新卒が入社してから、三日、三ヶ月、三年が挫折する節目だそうです。
三日我慢できれば三ヶ月は耐えられて、三ヶ月耐えると三年は持つそうです。
三日はやはり早すぎるし三ヶ月も中途半端です。
学校の推薦を受けているなら、せめて三年間は頑張れと言うのが学校の就職担当の先生の感想です。
このように、三年は大人としての一区切りの期間でもあるようです。
では、わたしのように三日坊主の性格の人にとっては、決心して何かを始めると、三年間は頑張りとおしたら一人前に継続したと言えるのでしょうか。
そうすると、なんだか長いように思えてしまい、またやる気が後退してしまうのです。
わたしが友人のひとりが日記をつけているのを知った時に驚いたのです。
もう20年以上も継続しているようです。
さすがに日記を見せてくれとは言いませんが、その代り仕事に使っているダイアリーを見せてもらいました。
はがき大の手性に、それはもうびっしりと細かい文字で予定を記入しているのです。
しかも、黒と赤のペンで描き分けているのです。
合流場所や時間、相手の名前までキッチリと書いています。
それを見せてもらった時に、わたしには継続は無理なことだと納得したのです。
もう一人の友人は大の競馬好きです。
彼も秘密のノートを持っていたので見せてもらいました。
自分が追っかけている馬を、10年以上さかのぼって系図を作成しているのです。
いわゆる馬の血統なのです。
そして、その追っかけている馬の戦歴、馬券の当たり金額まで、細かく記録しているのです。
ノートの表紙も薄汚れていて、馬に対するこだわりと継続を感じたのです。
これを見ても、またわたしには到底継続など出来ないことを悟ったのです。
しかし、まずは好きなことから継続を始めるのが良いかなと感じた次第です。
この記事では、継続力がある人の特徴を紹介したいと思います。
長く続けられる人にはいくつかの特徴があった?
どうして長く続けられる人がいるのか不思議に感じたので、長く続けることの秘訣などを探ってみることにしました。
そこで、改めて身の周りの人で何かを継続している人を思いだすと、共通点がある様に思えました。