人は少なからず自分を良く見せたいと思う生きものです。
なので、つい話しを盛ってしまうなんてこともあるでしょう。
ただし、それが現実ではないことを一番よく分かっているのもまた自分自身なのです。
ところが、虚言癖は嘘さえも現実のように捉えて、それを堂々と人に話したりします。
自分の都合の良いようにと言うと聞こえが悪いですが、人に注目されたい、すごい!と思われたいゆえの行動とされています。
あまりにも自然に嘘をつくので、最初は違和感を感じることは少ないでしょう。
が、嘘には当然「綻(ほころ)び」が生じます。
ドイツの哲学者ニーチェさんの言葉にこんなものがあります。
「日常生活で、人々が概(おおむ)ね正直なことを言うのはなぜか。神様が嘘をつくことを禁じたからではない。それは第一に、嘘をつかないほうが気楽だからである。」
人は、嘘をつかないほうが楽に生きられると言うことですね。
自分にも相手にも、いつまでも正直でありたいですね。
嘘は決して、自分のためにも相手のためにもならないことを、頭の隅っこでも良いので心得ておきましょう。
【虚言癖がある人の特徴は、こちらの記事もチェック!】
性格
「三つ子の魂百まで」と言うことわざがあるように、人の性格は幼い頃に基盤が形成されます。
それは成長してからも、ほぼ変わることがありません。
もちろん意識次第で、良くも悪くも変わることもあるでしょう。
が、人は思ったことは言葉として発し、発した言葉が行動や仕草に表れ、それが価値観として形成されます。
つまり、思ったこと次第で、如何様にも変化すると言うことです。
自分の性格なので、主観が筆頭に来るのも自然ではありますが、あまりにも自己中心的な性格では結婚には不向きに近いでしょう。
中には、そんな人を陰になり日向になり支える素晴らしい人もいるでしょうが、それだけではあまりにもバランスが悪く、いつかヒビが入って壊れてしまいかねません。
どんなに良い人の中にも1点の悪があり、どんなに悪い人の中にも1点の善があります。
「元々の性格なんだから、仕方ない」と諦めるのは早いです。
相手にしっかりと向き合って、相手の性格を見極めましょう!
と同時に、自分の性格とも向き合ってみてはいかがでしょうか?
自分が変われば、周りも変わってくるはずです。
たとえわずかな変化でも、自ずと大きな変化に成長していくことができるでしょう。
価値観
価値観が合わないと、一緒に生活を送ることは難しいです。
最初は物珍しいと感じて、新鮮に思うことがあるかもしれませんが、テンポが合わなくなる時が遅かれ早かれ訪れるでしょう。
とは言え、何にどんな価値を見出すも見出さないも、その人次第です。
結婚するのであれば、生活だけでなく、金銭管理、子供の育て方や教育方針など、様々な課題に直面するでしょう。
そんな時、あまりに価値観が合わない相手であると、議論をする以前の問題です。
平行線どころか、取り付く島もない状態に陥ってしまうでしょう。
価値観が全て一緒でなければいけない、なんてことはありません。
結婚するまでは他人だったこと、それぞれの生まれ育った環境も違うことを鑑(かんが)みれば、価値観が合わないところがあるのも当然と言えば当然です。
お互いを自分の思う正しい路線に乗せようとする必要はありません。
お互いの価値観をお互いに尊重すること、それが結婚に必要不可欠ではないでしょうか?