周囲に何かを与えたら「もらう」ことができる場合が圧倒的に多いでしょう。
前述でいえば、観葉植物に水をあげれば植物が元気に潤っている、美しい姿をみせてくれます。
ペットに餌をあげれば、その愛らしい姿をみせてくれて癒されますね。
スーパーやコンビニで食材を買うという行為も、人間の生命維持に不可欠な栄養を接種するためです。
これら「与える」という行動をすれば「もらう」ということができて、その「もらう」為に「与える」という行動をしていることが、理解できると思います。
小さく「与えた」のに大きく「もらえる」こともあるでしょう。
そうするとそれは嬉しく満足感や喜びといった感情が生まれるかもしれません。
ギブアンドテイクの使い方
では日常生活の中で特に人間関係においてこの「ギブアンドテイク」をどう使っていけば良いでしょうか?
そもそも何にギブアンドテイクは必要なのでしょうか?
「私の人生にはギブアンドテイクなんか必要ない」と考える人も実は、的が外れています。
前述のように生きていく上で日常生活のあらゆるところで、ギブアンドテイクを活用しています。
そして誰でもその日常生活は、仕事先の同僚や上司、友人や親兄弟、知人などあなたを取り巻く人々抜きには語れないはずです。
誰でもどんな人でも、日常生活において全く人間関係が絡まないことはないはずです。
その人間関係を円滑に価値あるものにできるのなら、その手段としてギブアンドテイクを大いに活用することをおすすめします。
ビジネスの場で
では実際にどう人間関係で利用するかみていきましょう。
あなたの日常を思いだしてみてください。
平日の朝のスタートは勤め先に外出します。
なぜ仕事をするのかといえば、大きな理由は賃金を得るためです。
そのために「労働」という与えるにあたる作業をします。
その労働の中でいろいろな面に遭遇します。
例えば他者への営業活動をするのなら、交渉が必要です。
交渉には公平なやりとり、譲り合い、妥協が必要です。
そこにギブアンドテイクを織り込みましょう。
「欲しいものをもらうために、こちらはこれを打診する」というやり方です。
要求を掲げるだけでは失敗しますので、譲り合いや妥協も取り入れつつ、両者が折れ合う解決点を導きましょう。
相手への尊敬は忘れずに。
恋人同士で
もちろん恋愛関係でもギブアンドテイクはあります。
ギブアンドテイクは与えられてもらうことを基本としていますから「平等な関係」とも言えます。
例えば恋人同士でディナーデートをするとします。
彼が彼女が喜ぶであろうレストランを予約し、最後は彼が食事代を払い二人でレストランを後にする。
どこにでも見られる光景ですが、これもギブアンドテイクです。
彼は彼女の喜ぶ笑顔を見たいですから、彼女が気に入るであろうレストランを予約し、支払いもスマートに済ませます。
そして彼女はとびきりの笑顔と美しい姿で彼を出迎え、彼女は会話に花を咲かせます。
男性としては、彼女に喜んでもらうためにステキなレストランを探しだし、高い食事代も払ったのに彼女の明らかに手抜きしたメイクや普段着、機嫌の悪い態度や乗り気でない会話を目の当たりにしたら、彼は落胆し憤慨するでしょう。
恋愛こそ利害や感情など、言葉にするのは難しい様々な思惑が絡むものはありません。
恋愛にこそギブアンドテイクの重要性が潜んでいるはずです。