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ギブアンドテイクとはどういう意味?...(続き4)

しかし、これがプラスに作用することもあります。

この与え続けることはいわば「代償」ともいえるわけです。

この代償を払うことによって、より自らが欲しいものを手に入れようという集中力や願望を強固にすることができます。

脳は実際に起きていることと願望の区別ができず、いくらでも騙すことができると言われます。

潜在意識の中に取り込み、実際にその願望を叶えてしまうことができると言われているのです。

与えることで利益を得ようとしない

このように与え続けると、その先には利益が必ずあると考えてしまいますね。

普段の生活でも与えることで何かをもらうということに慣れているため、与えたら何かが返ってくることは当たり前に感じてしまいます。

だけどこの与えることで利益を得ようとしない行為はとても尊いこととされています。

例えば、キリスト教では愛されるより愛することが尊いとされています。

親子関係でいえば、子供を育てる親は子供から利益を得ようとは思っていないはずです。

むしろ、利益を得ようとしないからこそ無償の愛が湧き水のごとく溢れ出てくるのでしょう。

人間として徳のある理想的な姿ですが、これを全ての関係にあてはめられるかというと難しいのかもしれません。

ギブアンドギブギブギブテイク

与え続けるといつか欲しいものが手に入るまたは見返りがある。

これが一番道徳的で理想的です。

「努力すればいつか報われる」という言葉を聞いたことがありますよね。

例えば受験勉強はまさにこのことです。

「合格」という見返りのために苦しい忍耐のいる勉強を続けるのです。

大学や高校などの学校に入るための受験も、国家資格などの受験も長期間、勉強という時間を「与える」ことを続けるわけです。

どんなに苦しくても合格という「もらう」見返りは、人生を左右するくらいとても大きなものです。

逆にこの見返りが大きければ大きいほど闘志を燃やします。

これを人間関係において上手に利用すれば、あげるものが大きいほどその相手に尽そうとするということですよね。

恋愛関係においても、相手にもらえるものを期待をさせて自分に尽くしてもらう。

とても小悪魔的ですが、駆け引きとして上級者向けの手段です。

後々揉めたりすることのないように相手には、わからないように配慮して行いましょう。

ギブ8割テイク2割

人間関係においては、パワーバランスが全く均等であることというのはほとんどないのではないのでしょうか?

会社では社長や重役に権限などは集中しますし、家族内でも「亭主関白」「かかあ天下」と言われたりしますよね。

恋人同士でも彼が彼女の言うことを聞いてあげる関係だったり、前述したように友人同士が最もパワーバランスが均等です。

しかし、女性同士でもマウンティングしたりと見えない力関係が働いていたりもします。

ギブアンドテイクも均等にというわけにはいかないかもしれませんね。

ギブアンドテイクが8対2の割合のつもりで、2割の大きな良いことが返ってくるかなと少し期待するくらいで与え続けることがちょうど良いのかもしれません。

どんなに与えてももらえないことはある

「ギブ」をどんなに与えても「テイク」がないことも実はあります。

正確には与え続けても自分が欲しい見返りが無いという状況です。

デメリットも無いけどメリットも無いという状態です。

でもこれはあくまでも自分から見た主観でのことです。

第三者から見ればメリットもあるのではと思っても本人は満足していないのです。