社会に出るとギブアンドテイクが重要だとわかってくる
学生生活を経て、就職をしてその企業という枠の中で、あるいは世間の中で、恋愛をし結婚をし、家庭を作ってというような社会での経験を重ねていきます。
そうすると、あなたを愛情をいっぱいに育てた両親の元での家族や、学校という枠組だけの人間関係から、あなたオリジナルの新しい人間関係を構築し育んでいく必要がでてきます。
社会にでるまでは、いわば、その人間関係を辞めたい距離を置きたいと思えば自由にそうすることができました。
あなたの意見や主張を聞いてくれる人もいたのでしょう。
しかし、社会へ出てしまうと自分の主張を述べることはできず、会社や体制に従わなければならない時などあるでしょう。
結婚をし家族をもっても、子育ても自分の理想通りにはなかなか進みません。
社会にでると自分の思い通りに物事は進まないことを身をもって体感することになります。
その時の人間関係の構築ツールとして「ギブアンドテイク」を活用していただきたいのです。
仕事で失敗した時に・・・
仕事での失敗は誰でも経験がありますよね?
「ミスをしないよう。ミスをしないよう。」と念ずるように思っていても、意識が実はそちらに傾いてしまっているのです。
その結果、逆にミスをしてしまうということがあるのだそうです。
また「張り切ると失敗する」という人もいます。
つまり、安定したニュートラルな精神状態で仕事を確実にこなすことが重要なのです。
仕事での失敗の時に「ギブアンドテイク」は使えるのでしょうか?
もちろん使えます。
コツは「テイク」、ミスを取り返すことを意識せずひたすら「ギブ」を続けることです。
例えばこれはクレーム対応にあてはまります。
クレーム対応で大事なことは相手の話を遮らず、相手が話終えるまで聞き続けることです。
つまり相手に誠心誠意応えること。
誠意的に尽くし相手に与えます。
こちらの意図が見えずその誠意が相手に伝わった時、相手はまた再び信用を寄せてくるでしょう。
ギブアンドテイクは相手にそれがわかってはいけません。
失恋したとき・・・
失恋した時にも「ギブアンドテイク」は使えるのでしょうか?
実は人間関係で一番有効に使えるのが恋人関係です。
「長年つきあった彼なのになかなかプロポーズをしてくれない」という悩みを抱えている女性はたくさんいるでしょう。
これは実は理に叶っていて、男性は「タイミング」がおとずれないと結婚を考えないのです。
ただタイミングがおとずれていないのでタイミングを待ちましょう、というのが大方の答えです。
ただそのタイミングを作り出すことはできます。
あなたは「散々彼を待ったし、尽くしてきた。だから結婚をしたい」と考えるのなら何も言わず、突然彼の元から去りましょう。
その際の一言は「私たちの関係ってこれからどうなるの?」これだけで良いのです。
一時的に別れの状態に入ります。
彼からその後すぐに連絡が来るでしょう。
その時に「結婚を考えないなら別れましょう」と切り出せばよいでしょう。
いわば駆け引きですが、欲しい「テイク」はこれくらいの賭けをしないとなかなか手に入らないのかもしれません。
与えて尽くすだけではだめです。
もらうことができないなら、そんな彼とは別れてしまいましょう。