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円滑に物事を進めるための23個の注意点


どんなに難しいことでも、仲間が一致団結して取り組めば、物事を円滑に進めることができます。

仲間と言っても、いろんな性格を持っていて考え方もそれぞれ特徴があるのです。

共通のテーマをこの仲間で取り組むことになれば、それぞれが主張をすればうまくまとまらないこともあります。

まとまらなくては、共通のテーマは成功するはずもありません。

価値観が異なる人間同士が、共通のテーマの完遂を目指して集まっても、まとまるはずはありません。

誰かがリーダーシップを取って調整をして、円滑に進めることで初めて動き始めるのです。

では、物事を円滑に進める方法とはどういうものでしょうか?入社してからまず覚えさせられるのは、仕事を円滑に進める「ホウレンソウ」の言葉です。

どこの企業でも社員研修の時に叩き込まれる内容です。

ご存知の方も多いのですが、それは「報告、連絡、相談」のことなのです。

つまり、報告(仕事の途中経過や現状を報告すること)、連絡(仕事を進めるために必要な情報を連絡すること)、相談(仕事を進めるうえでの問題や上司の判断を仰ぐ時の相談)ということです。

「あの時にひと言伝えてくれていれば、こんな重大なことにならなかったのに」とよく後悔することがあります。

工場で発生した機械の故障で、生産がストップしました。

その工場の修理担当者が駆けつけて点検したところ、モーターの一部が破損しており、その部品を取り換える必要があったのです。

さっそく上司に、部品を交換しないと動かないことを報告しました。

しかし、その部品は特別製であり工場に在庫がないことも判明しました。

さらに、前回の定期点検の時に、近い将来に破損の恐れがあるので部品を取り寄せておく必要がある」と担当者が提案していたのですが、それが上手く連絡できていなかったために在庫が切れてしまったようなのです。

部品を取り寄せるために丸一日が必要で、このために工場の稼働率が大きく低下してしまったのです。

「あの時に、在庫の手配をしているか?」と担当者が念押しをしていれば、また報告を受けた上司が「在庫の手配は済ませたのか?」と確認しておけば良かったのです。

俗に言う「タラ、レバ」と後悔するよりも、キチット文書で「ホウレンソウ」できていれば、円滑に進んでいたと思われます。

この記事の目次

️物事はなんでも円滑に進めよう

10年ほど前に、東京で暮らすようになって驚いたことがあります。

それは、ラッシュアワーの時の地下鉄や私鉄、JRの駅のホームの混雑です。

こんなに多くの乗客が殺到しているのに、乗り降りがスムーズに行われていたことです。

当時の関西では、ホームにお客さんが無秩序に集まっていて、電車のドアが開くと降りる人と乗り込む人がぶつかり合って混雑していたからです。

関西がこんなことなら、東京はどのような状況なのだろうと心配したものです。

しかし、実際に利用することになって分かったことがありました。

それは、ホームで利用者が整列乗車をしているのです。

降りる人と乗る人がぶつかって混乱しないように、整列していたのです。

なるほどと思っていました。

その後、また関西で暮らすことになって電車を利用する時に、関西でもキッチリと整列乗車をしていることに気付きました。

誰が決めたのだろうと思ったのですが、これは利用する人達が、整列するほうが円滑に乗り降りできるので楽なのだということに気付いたからです。

それまでは、関西では関東よりも利用客が多くなかったために、多少の摩擦があっても何とかできたのですが、やはり利用者が増えると整列した方が円滑でしかも安全だと自覚したのだと思いました。

無駄なエネルギーを使わずに、しかも安全で問題を起こさないようにするには、何事も円滑に進めることなのです。

このような乗り降りだけでなく、仕事でも問題が見つかればすぐにキチットと伝わる様に連絡することが、物事を円滑に進めるポイントなのです。

時間を有効活用できる


物事が円滑に進まずに止まってしまえば、また振り出しにもどってスタートしなければなりません。

このことは、時間とそれに対する労力、つまりエネルギーが無駄になるのです。

また、うまく進んでいてもそのことも上司に報告する必要があるのです。

「あの仕事を彼に頼んだけれども、うまく行っているのだろうか?」と不安に思わせることも問題なのです。