4、もっと楽観的に仕事を考えてみよう
真面目な人や神経質な人、完璧主義の人などは、仕事に対してかなり細かく、そして重たく考え過ぎてしまっていることがあります。
どんな仕事にも一生懸命に取り組むことができるのはとても素晴らしいことです。
しかし、1つひとつを大きく考えすぎていると、頭の中が飽和状態になってしまってパニックを起こしやすくなります。
それに、精神的な疲労が溜まりやすくなってしまいます。
やるべきことはやっておきながら、それ以外のところではある程度力を抜く方法を覚えると、仕事に対してもっと楽観的に考えることが出来るようになるでしょう。
とはいえ、普段真面目な人がいきなり仕事を楽観的に考えるのは難しいです。
そこで、例えばその日の内に3つ仕事をする予定があったなら、1つ仕事を終わらせたらそこで休憩を取って、自分に息抜きの時間を与えましょう。
仕事の合間に休憩を挟みつつ終わらせれば、そこまで根を詰めて仕事をせずに済みます。
また、真面目な人は今日の仕事が終わったら、時間があるからと翌日分の仕事にまで手を出すことがあります。
それではいつまで経っても切りがつきませんので、今日は今日の分だけの仕事をして、明日の分は明日に取っておく癖を付けましょう。
それが出来るようになると、空いた時間は休息を取れます。
これまでよりは仕事に対して楽観的に構えることができるようになるでしょう。
5、自分が成功している未来を想像する
「仕事行きたくない病」になりやすい人の傾向として、ネガティブ思考が挙げられます。
物事に消極的で自分に自信がなく、内向的で引っ込み思案な人ほど、仕事に対してもネガティブに構えてしまいやすいため、何かあれば直ぐに精神的に落ち込んでしまいます。
大したことがない仕事内容で、責任の有無もそれほど問われないような仕事を淡々とこなしている時にはさほど不安になることはありません。
しかし、周りから注目されたり、大きな責任ある仕事を任されたりすると、途端に「失敗したらどうしよう」と悪い未来を想像してしまいます。
物事をポジティブに捉えている人の場合、大きな仕事を任させられた時には、これをチャンスだと考えてプレッシャーに負けじと積極的に仕事に取り組んでいきます。
一方で、ネガティブな人は大きな仕事を与えられると、そのプレッシャーを重たく感じてしまいます。
「出世のチャンスが巡ってきた!」と考えるよりも、「こんなに責任のある仕事・・失敗したらどうしよう!」と考えてしまいます。
また悪い未来ばかりを想像していると、実際に失敗してしまう可能性も高まります。
そして失敗してしまうと仕事のすべてが嫌になってしまい、「仕事行きたくない病」にかかってしまうことが多いのです。
これを克服するためには、仕事を任された時には自分が失敗する未来よりも、成功している未来を意識して想像するように努めましょう。
6、身体をとにかく動かしてみる
「仕事行きたくない病」になってしまうと、仕事をしている時間以外にも精神面に悪影響が出てしまいます。
休日に家でのんびりと過ごしていても、「明日にはまた仕事に行かなければならない・・嫌だなぁ。」と常に仕事のことを考えてしまい、気が重くなり、動く元気もなくなってしまいます。
身体を動かさなくなると、ぼーっとしている時間にも悩むことが多くなるため、頭の中は常に仕事に関する憂鬱な気持ちでいっぱいになってしまうでしょう。
よく「鬱病になると動く気力がなくなる」と聞きますが、「仕事行きたくない病」もそれと似通った部分があります。
身体を動かさないと余計に鬱憤が溜まってしまいますので、時間が空いた時には適度に身体を動かしてみましょう。
ジムに行って汗を流すなり、ボルダリングやスポーツのように楽しみながら運動するなりしましょう。
不思議なもので、身体を動かして汗を流すことによって、気持ちがスッキリとします。
気持ちの切り替えをしたい時にも、身体を動かすのはおすすめの方法です。
7、仕事後のご褒美を作る
とくに好きなわけでもない仕事を上手にこなしている人は、それだけオンとオフとの切り替えや気持ちにメリハリを付けるのが上手です。
オンとオフの切り替えとは、仕事をする時にはとにかく一生懸命にやって、一方の休日には一切仕事のことは考えずに自分を休ませることです。
また、メリハリもそれとよく似ています。
仕事を頑張るために、自分に何かしらモチベーションを上げるものを用意することで、仕事に一生懸命に取り組むことが出来るようになります。
このメリハリを付けるためには、仕事後に自分へのご褒美を作ることがおすすめです。
例えば今日一日仕事を頑張ったのなら、帰りには大好きなスイーツを買って食べることや、ちょっと贅沢なディナーに行ったり、家でまったりとお酒を飲みながら映画鑑賞をしたりと、自分にとってご褒美になるものを用意してあげましょう。