不純でなく、素直なこと
「無邪気」というのは、「素直で悪気がないこと。偽りや作為がないこと。またそのさま。」と定義されています。
それで、子どもたちの無邪気な姿を想像してみると、純粋さとは不純で素直なことであることがイメージできるのではないでしょうか。
あどけなく、かわいいこと
「無邪気」という言葉はさらに、「あどけなくかわいらしいこと。」という意味も持っているようです。
確かに素直な子どもたちの笑顔って、あどけなくてとてもキラキラしているのではないでしょうか?
表に出している裏にいろいろな邪念が渦巻いている大人とは違い、作為のない笑顔なのでそう見えるのかもしれませんね。
純粋であることのメリットとは?
では、純粋であることのメリットはどんなものがあるのでしょうか?
大人って、ともすると社会のいろいろな面を見て現実に直面すると、純粋さというよりも小賢しさのほうを持つようになるかもしれません。
しかし、純粋であるからこそ、生きていくのがもっと楽しくなる理由をチェックしてみましょう。
厄介ごとから逃れることができる
「純粋」の対義語は「不純」です。
心にけがれのないことを指すのと逆に、「不純」とは「心にけがれをふくむさま」を指します。
よく「不純な動機」と言ったりしますが、私たちはいつだってけがれのない心ですべてのことに対応しているわけではありませんよね。
時には、人には言えないような動機を心に隠し持っていることもあるかもしれません。
でも心が不純であると、そこについてまわる厄介ごとというものがあるのが現実です。
例えば、ある人と親しくなろうとするときの動機はいろいろとあるかもしれません。
純粋にその人自身に関心があったり、その人と親しくなりたいという気持ちなら、その人に対して誠実な態度をとることでしょう。
そして、その人自身を最初から大切な一人の人として見ています。
でも、極端な話、その人を単なる金づると見ているとして、でも表面上はそのことを隠して親しくなるかもしれません。
そのような場合は不純な動機を持っていることになるでしょう。
そして、もしその人が自分にとってメリットとはならない存在になった途端に、すぐに切り捨てるようなことをするかもしれません。
そのようなことをした場合、人間関係はかなりこじれます。
もちろん、相手を傷つけることになりますし、自分についての悪い評判も周りに広まるかもしれません。
結果、だれからも信頼されない人になります。
さらに、自分自身が周りの人にいつも裏の顔を持ちながら接しているので、誰と親しくなってもみんな裏の顔があるのではないか、と疑うようにもなり、誰も信頼できなくなったりします。
人間関係がシンプルになる
「人間関係が難しいと感じる12個の原因と、スムーズにする方法」にもあるように、人間関係に悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
職場や学校、いろいろな場面で難しいと感じる人間関係。
逆に、人間関係に関しても純粋に駆け引きなどせず、まっすぐに相手と向き合い、本音で語り合えるような関係を持つなら、きっと長く続く絆を築くことができます。
やはり、人は何か気に入らないことや不安なことがあると、どうしてもお互いに相手を疑ってしまうことがあります。
そうなったときに、いろいろと邪念や裏を持つ人は、本当は何を考えているのかがわからないですよね。
本当のその人が見えないので、すぐに信頼関係が崩れてしまうかもしれません。
でも、純粋な表裏がなく人と向き合っている人は、そのようなトラブルが起きたときにも、ちゃんとストレートな会話や本音で向き合うことができます。
相手もその人のことを信頼して安心した関係を持つことができます。
損得だけで計算して人と付き合っているわけではないので、気持ちの良い絆を築くことができます。
友情などは、一生ものになることも多いのです。
さらに、表裏のない人の人間関係はオープンでシンプルです。