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気配りができる人の6個の特徴と気配り術(続き5)

会話をする場合は「自分を主人公にして会話をする」「相手を主人公にして会話をする」「要件や理屈のみを告げる」の3つのパターンがあります。

この中で、気配り上手さんが選ぶのは「相手を主人公にして会話をする」です。

自分を主体にして会話をすると、どうしても自分本位なものになり相手は「つまらないな」と思ったり不満を感じてしまう事もあります。

また、現実的な要件や理屈のみを告げる場合も、そこに相手の感情を織り込めなければ不満や不安を与える原因にもなるでしょう。

「相手を主人公にして会話をする」というのは、何も「いついかなる時も相手を持ち上げて会話をする」という事とは異なります。

叱責など相手にとって不利な話をしなければいけない場合でも、相手の気持ち、状況、状態などに寄り添って会話できるかどうか、という事です。

7.グーチョキパーの法則

組織というものは大抵の場合、縦の力関係が出来ていると思いがちですが昨今では一概にそうだとは言えません。

「パワーハラスメント」など、権力者が権力を振りかざす時代は終焉を迎えつつあるのです。

そんな中で注目されているのが「グーチョキパーの法則」です。

これは、それぞれが得意な相手と不利な相手がいる。

という事になぞらえています。

集団の中で一人抜きんでる存在というのは、殆どの場合存在しません。

かならず、どこかに「勝てる相手」と「負ける相手」と「引き分ける相手」がいるのです。

気配りができる人は周りの観察眼がとても鋭く、素早く的確にその関係性を見極める事のできる人が多いですね。

パワーバランスを見て計る

グーチョキパーの関係からは、各々のパワーバランスを見て計る事ができます。

その力関係によって、対応は勿論変わってきますし中には「自分の勝てない相手からの要求に困っている人」もいるかもしれません。

気配りの出来る人はそのパワーバランスを良く見て、「勝てる相手」もしくは「引き分ける相手」にストップをかけたり、「負ける相手」には「その人に勝てる相手」をけしかける等する事ができるという事です。

8.断る時も笑顔で

気配りのできる人と似ているようで異なるのが、「都合の良い人」です。

これらは、全くの別ものです。

気配りができるからといって、お人よしな訳でも無く、何でも安請け合いする訳ではないのです。

その2つの大きな違いは「NO」と言えるかどうかではないでしょうか?

気配り上手な人は「NO」が言える上に、相手を嫌な気分にする事なく断る事のできる人が多いのです。

頼まれ事を断る時、大抵の人は申し訳なさそうに苦笑いをしながら理由をつけて断りますよね。

しかし、その内容は「命令」ではなく「頼み事」です。

あなたには断る権利があるし、相手はそれを「命令」できないから「頼む」という選択をしているので実際、申し訳なさそうにする必要はないのです。

申し訳なさそうに断ると、中には「自分がここまで頼んでいるのに」と不満を抱える人も居ます。

そうならない為に笑顔できっぱりと「NO」を伝える事が大切です。

笑顔は敵意が無いという証拠

笑顔を相手に向けるというのは「私はあなたに対して好意的です」と体で表現しているのと一緒です。

そして、笑顔で断るからこそ「私は貴方が嫌いだから断っているんじゃないですよ」と伝える事ができるのです。

ここで、曖昧な表情や苦笑いを浮かべてしまうと相手は「自分の事が嫌いだから助けてくれないのか」「自分に嫌がらせをしたいから断るのか」と勘違いを起こして、そこに添えられた「断る理由」が素直に入ってこなくなるのです。

9.何かを頼む時は理由を添える

気配り上手な人でも、他人に頼み事をする事は勿論あります。

ただし、その場合は「何故自分がこれを頼まなければいけないのか」という理由を明確に、尚且つ納得のいく形で添えて頼み事をする事が多いです。

その明確な理由と、普段からの態度で相手は快く頼み事を引き受けてくれるのです。

普段どんなにお世話になっていても「遊びに行きたいから仕事を変わって」と言われれば、誰だって不満を持ちますよね。

しかし、普段からお世話になっていて「この日だけ海外に住んでる親友が帰国するから会いに行きたいんだけで仕事を変わってくれないかな?」と言われれば話は別ですよね。