また学生気分のままの教師が多くなり、子供に寄り添う気持ちがあるものの、アメとムチの使い分けが上手にできない。
結果的に生徒になめられてしまう状況があります。
家庭環境と担任教師の指導不足によって生徒達はストレスを抱え込み、学級崩壊に向かってしまうのです。
親の言動
年々学力レベルが上がっている現在では学校から帰ってきて、すぐに塾や勉強に縛られる子供も多いはずです。
親は必要以上に子供に対して期待をかけてしまう。
他人の子供と比べてしまう言動が子供の自由を奪ってしまっているのです。
例えば子供が良い点数を取ってきても「もっと頑張ることができるはず、80点よりも100点をとることができる子なのよ」など褒めることよりも更なる期待を求めることで子供は息が詰ってくるのです。
「隣の〇〇さんの子供は〇〇高校を狙うらしいわ、それに比べてウチの子供は」と子供の目の前で言わないまでも、夫婦での会話を聴かれていることもあります。
親の何気ない言動が子供に必要以上のプレッシャーとストレスを与えているのです。
また両親が共働きだと子供と一緒に食事をとる時間もなく、当然に会話する時間も少なくなります。
ほんらい、家族一緒の食卓こそが一番子供の本音や状況が分る時間なのです。
担任の指導不足
最近は若い担任が非常に増えましたよね。
教育実習を終えた20代の先生は子供と年齢が近いことにより、子供の気持ちが分るイメージもあります。
しかし子供と公私混同してしまうデメリットもあるのです。
20代と言えば、ゆとり世代です。
あまり親から叱られることなく育ってきた方も多いと思います。
それだけに実際に指導する立場になってもアメとムチの使い分けができないのです。
マニュアル的に勉強を教えることはできますが、コミュニケーションの取り方が難しく分からないのです。
ただただ甘く育てることが指導ではありません。
教育実習で学んだことが全てではありません。
子供とのコミュニケーションや指導は経験から身に付くものです。
担任の指導不足が結果的に生徒と良いコニュニケーションをとれないまま、生徒達は自分勝手な行動にうつり、学級崩壊へ進んで行きます。
担任の問題行動
担任の問題行動とは、どのような行動でしょうか?
一昔の時代であればスマホなどで先生と生徒が連絡を取り合うことはありません。
ですが今の時代は先生と生徒がLINEでメッセージ交換していることも当たり前です。
例えば学級のグループラインを作り、学級の出来事をLINEで広げることもあります。
このような行動が便利で良い方向で働けばよいですが、公私混同してしまうことがほとんどです。
担任も子供化していて教師という職業についている自覚がありません。
ですからSNSで学級内のトラブルなどプラシバシーを報告してしまう担任も多いです。
またオシャレでカッコ良い先生を目指し過ぎて生徒と恋愛に発展してしまう。
実際に先生と生徒の恋愛ドラマや映画も今では当たり前に多いですよね。
そもそも自分自身が指導者である教師という立場を忘れてしまっている先生が多いのです。
舐められている
公私混同が強い担任ほど生徒は舐めています。
担任を指導者と思わないことが担任を舐める原因です。
生徒に嫌われたくない気持ちが強くなり生徒の問題行動を目にしても指導することができない。
生徒は先生のことを教師というよりも年上の先輩や仲間感覚になってしまう。