そして、みんなから離されていくと不安になって、今度は「みんなと一緒にやりたい」「みんなについていく」などとすり寄ってくるのです。
ところが、迷惑をかける人というのは、独特の考え方も持っているのです。
誰かから同じ話を聞いても、解釈の仕方が違っているのです。
みんながその話に疑問を持って「それは止めましょう」と辞退しようと思っていると、「それができると世界を引っ張っていける」などと持ち上げる始末です。
「じゃあ、ひとりでやってよ」と突き放されると孤立してしまうのです。
そうなると、また一緒にやることが出来なくなってしまいます。
そうならないように、ひとつ一つの言動は慎重になるべきなのです。
勝手に始めてもダメなのです。
勝手にすると、結局は他人に迷惑がかかってしまうことになるからです。
言動も行動も慎重にするべきです。
事前にフォローできることはしておく
どれだけ先を読むことができるかが重要なのです。
先を読んでいれば、みんなの雰囲気も行動も理解できるからです。
効率的に先を読んでいれば、前もって事前にフォローすることができるのです。
事前にフォローしておけば、相手の嫌なことも避けることができるし、効率的に物事を進めていき、成功することもできるのです。
事前フォローでは、足らないところや注意点も理解できます。
それらの不足しているところを、カバーしておくことも容易なのです。
不具合が発生してトラブルになって、迷惑をかける確率も低くなります。
失敗してしまって文句を言われ、迷惑をかけることも当然少なくなります。
あなたの信頼性も向上して、安心して任せられる人間になるかも知れません。
少なくとも、迷惑な奴だと後ろ指を差されることはなくなるのです。
迷惑をかけなくて済む人になれるのです。
8.損得ばかりで行動しない
損得だけで行動する人は、卑しい人と思われます。
いずれにせよ、何かの行動をする時には、損をしないように振る舞うのは当然です。
しかし、行動の意味や中身を重視せずに、損得だけを目標にすることは避けるべきです。
でないと、自分を犠牲にしてまで何か良いことをしたとしても、きっと何か得することがあるはずだと、無いことも疑われてしまうことになるのです。
そのような惨めな気持ちにならないように、損得ばかりで行動しないことです。
自分のことばかりを考えない
損得と同じように、自分に都合の良い事ばかりを追い求めないことです。
相手の人や仲間にも有利なことも進める気持ちが大事です。
この世の中には、自分のことだけしか考えていないとしか思えないような人もいます。
このような人の特徴は、常に上から目線で見ているという事です。
たまに誰かに何かをしてあげると、「あの人に、あのことを優しくしてあげたの」と「してやった」というような態度を取るのです。
相手がどのように思っているかよりも、自分が相手にどれだけしてあげたかということを、みんなにアピールしたいのです。
そして、自分の素晴らしさを認めさせたいのです。
ちょっと何かを誰かにしてあげた時に、自慢したいのです。
こんな風に相手のことを考えるのではなくて、自分のことばかりでなく相手のこともさりげなく気配りする気持ちが重要なのです。
でないと、差し出がましい嫌味にとられるのです。
自分にできることを考えよう(まとめ)
他人に迷惑をかけてしまう自分を変えるには、8個の具体的な対処方法を説明してきました。
これまでに迷惑をかけてしまった過去があるはずです。
その時の反省もしているはずです。
なぜ相手が怒ってしまったのか、怒らせないようにするにはどのような心構えと行動が必要かも学んできました。
ポイントは、軽率に行動して失敗を繰り返さないことと、失敗の原因と相手を怒らせない対応を心得ておくことです。
その場の空気をしっかりと読んで、今しても良いことと今してはいけないことをハッキリと自分の中で区別しておくことです。
今しても良いことは、見栄を張らずに素直に自信を持って行動することです。
時間を守ったり約束を守ったり、組織のルールもキッチリと守ることから始めるのです。
そのことに自信がつけば、あなたの行動も認めてくれるようになるはずです。