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至極とは?意味や使い方、すごくとの...(続き5)

2.強意語として使われる

また、今回特集している「至極」という言葉は“強調する言葉”としても使われることがあります。

たしかに「至極」という言葉を眺めているだけでもなんだかなにかを強調したいように感じられますよね。

それに「至極」という言葉には、その相手が話していることに納得している気持ちを表す意味合いも含まれていますから、自分の中でも特に納得できている事項に対して使うことができる言葉として表現することができるんですよね。

では、このように“強化する言葉”もしくは“強める意味合いを持っている言葉”としての「至極」という言葉の類義語や関連語句にはどのような言葉があるというのでしょうか?

ぜひその言葉を確認していきましょう。

いやに

「否に応も」なんて言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?“いやに”という言葉は、漢字にすると“否に”となります。

つまり、何かを否定する言葉なんですよね。

つまり、今まさにお伝えした「嫌に応も」という言葉は否定もできないし、応じることもできないという意味ありになります。

また、この言葉だけを見るとなんだか主張しているような、それに強調しているように感じることはできないのですが、それでも否定を強める働きを持っている言葉として多くの人に使われています。

そのため「至極」という言葉とほぼ同じ意味として扱うことができるということなんですよね。

よくよく

「よくよく考えてみた」なんて言葉は、だれしもがこれまでの人生の中で一度は使ったことがあるのではないでしょうか?

ずばり「よく」という、そのあとに続く動詞を強める働きを持っている言葉になるんすね。

つまり「よくよく考えてみた」という言葉は、「もっと深く考えてみた」という意味でもあり、その先につながっている“考える”という動作を深める、さらに強める働きを持っていることになります。

「至極」という言葉にも、そのように何かを強める働きがあると思えばわかりやすいのではないでしょうか。

ずいぶん

「ずいぶん」は、「非常」よりも、直接的な表現を避けたいときに使うことがあります。

また、相手の見た目の印象が変わったときの心境を表現する時にも使われます。

以前からの知人の姿が時間の流れと共に変化して、過去の面影が無くなっている様子を指して、「ずいぶん痩せましたね」と言うことがあります。

普通とは、かけ離れた状態にある様子を指して、「ずいぶん変わった建物だ」などと言います。

ずいぶん」は、普通ではない有り様に驚きを隠せない感情をぶつけるように、「ずいぶん酷い話しだなあ!」と言うことがあります。

とっても

「とっても」は、「とても」よりも感動の度合いを強調したい時に使われます。

普通ではない出来事の様子から、自分が強い印象を受けたとき、「とっても怖かった」、「とっても可愛い」などと言います。

また、相手に感謝の気持や感動を伝えたいときに、「とっても楽しい時間を過ごすことができましたよ」、「とっても素晴らしい内容でしたね」と表現することがあります。

出来事の内容に疑問も抱くことなく、素直に納得できた時に、「とっても」を使うことが多いと言えます。

思い切り

「思い切り」は、安易ではない心境を表現する時に使います。

自分の考えを行動に移すときの決心の強さを表わすときに、「思い切り」を使います。

決断力の強さを「思い切り」という言葉で表現することがあります。

色々と考えた結果を行動に移すときに、躊躇せずに前に進む人の一途さを感じて、好印象を抱いた時に、「思い切りのいい人だ」と言うことがありますよね。

やけに

「やけに」とは、自分にとって強い印象を受けた物事を指して、「やけに気になる」と言うことがありますよね。

また、「やけに」は、好ましくない状態が度を越していて、不快感を抱いているときにも使われます。

例えば、「やけに電車が込んでいるなぁ」という言い方をすることがあります。

また、普段見慣れている人が何時もとは違った行動をしている姿を見て気になるときに、「やけに派手な服装をしているなあ」と言うことがあります。

親切に

「親切に」とは、相手の立場に思いやりをもって、手を差しのべる姿を目の当たりにしたときに使います。