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不徳とはどういう意味?ビジネスや謝...(続き3)

混雑する電車内では、お年寄りや身体の不自由な人には席を譲ることなどもマナーとして行うことです。

しかし、足を投げ出して席にふんぞり返っている若者を見ると、徳を身に付けるには時間がかかるものだと感じるのです。

さらには、「恩を仇で返す」ということわざがあるように、恩を受けても恩返しをするどころか、かえって恩人に害を与える人もいます。

大変世話になった人に攻撃するようなことをするのです。

とんでもないことで、これを「人としての道にそむくというのです。

背徳

「背徳」は、道徳や倫理から外れる行為を意味します。

TVや雑誌で話題になる「不倫」はこの典型的な行為なのです。

社会人としての道徳や倫理から外れた快楽を求めている行為なのです。

この道徳や倫理から外れることで、誰にも知られないこと、誰にもバレないことを期待してドキドキしながら不倫を続けることで、後ろめたさ(背徳感)を楽しんでいるのです。

このような不倫という行為以外にも、日常の生活でたくさんあります。

例えば、未成年のくせに隠れてちょっとタバコを吸ったり酒を飲んだりして背徳感を味わいます。

しかし仲間で集まって酒を飲んで騒いだり、大麻などをみんなで回し飲みするような事態になれば、背徳という行為だけではなくて、法律に違反する犯罪となってしまいます。

もし見つからなくても、罪を犯したこと、悪いことをしたと言う罪悪感に苛(さいな)まれることになるのです。

法律を破らないが、道徳や倫理から外れること、いわゆる背徳行為はよく見られるようになってしまいました。

「不徳」の類語や関連語


「不徳」とは、辞書で調べると

①徳の足りないこと。徳が備わってないこと。

②人としての道にそむくこと。背徳。となっています。

そして、自分の「不徳」が原因で好ましくない事態に陥ってしまった時に、「すべて私の不徳の致すところです」と謝罪するのです。

「不徳を致した」人達と言えば、高級官僚でありながらセクハラ発言を繰り返したリ未成年の女性と交遊したり、有名なお寺の管主が不適切な女性関係で問題を起こしたり、県知事が複数女性に金銭を渡して遊んでいたりと列挙するとキリがありません。

「不徳」を致さなければ良いのですが、一時の快楽の夢を追いかけて、気が付くと人の道を踏み外してしまっていたということなのです。

「不徳」に至らないためには、しっかりと善行を行うことです。

善行を重ねていけば、徳を積むことができます。

徳の中で最も尊いのは「陰徳」ということです。

人に知られないように行う善い行いのことを「陰徳」というのです。

「陰徳」を積むことが徳を積むことになり、そこで積んだ徳が巡り巡って自分に返ってくることになるのです。

「情けは人の為ならず」ということわざがあるように、見返りを求めない善い行いは、いずれ自分にもどってくるということなのです。

人としての道を外れずに、徳を積んで行けば「人徳」のある人間に変わっていくのです。

徳の無い(不徳の)人生は、生きるための魅力のない寒々とした人生になってしまいます。

できるだけ徳を積んで、不徳にならないように生きたいものです。

不徳の類語としては、堕落した行為などを表現する「腐敗、堕落、自堕落」、道徳上の不徳は「貧汚、黄白、汚職、退廃、贈賄」、清く正しくない行為は「不道徳、不義、淫風、不倫」などがあります。

墜落した、腐敗した、退廃した行為や実践

堕落とは、生活が崩れて品行が卑しくなる状態。

節操を失って身を持ち崩すことになる時です。

生ものをそのまま放置しておくと腐ってしまいます。

色も外観も変わってしまい、悪臭が漂うようになります。

こんな状態を腐敗と言いますが、人間も規則正しい生活をしていないで放置していると、心が乱れて腐っていきます。

正常な判断ができなくなって、周りの人に迷惑をかけてしまうことになるのです。

心の腐敗が進むと、社会に迷惑をかけていることすら分からなくなるようです。