道徳の欠如で飽くことを知らないような金銭欲が強いのも特徴です。
このような人を「貪汚な人」と言います。
黄白(おうびゃく)
「黄百(おうびゃく)」とはあまり聞きなれない言葉です。
もちろん「こうはく」とも読みます。
黄色と白色のことで、これは「金と銀」を表して、これを転じて「金銭」の意味もあります。
貪欲に金銭にこだわる人のことを指します。
「黄白を愛しむ」とはお金にこだわるという意味です。
黄百(おうびゃく)の類語としては、先ほどの「貪汚」や「腐敗、汚職、悪徳、贈収賄」などがあります。
黄白(こうはく)という場合は、不祝儀袋の色を表すこともあります。
関西地方では葬儀は「黒白」で法事は「紅白」の水引が使われます。
関西地方では、黄白というと法事の水引を連想する人が多いかもしれません。
汚職(おしょく)
議員や公務員が、自分の立場を利用して特定の事業者を優遇して、見返りに金品を手にすることですが、この手の汚職は発覚してTVやマスコミに大きく取り上げられることがあるようです。
優位な立場を利用して悪事を働くことは、誠に不徳な行為と言わざるを得ません。
正しく、良い行為の基準と一致しない性質
道徳に反した行為は、清く正しい生き方とは異なります。
道徳の基準とは一致しない性格です。
しかし、正しく良い行為ではなくても、法律に反する行為でなければ、法的に制裁を受けることはないのです。
ただし、道徳に反することは、周りの人からは疑いの目で見られることは間違いありません。
不道徳
「不道徳」とは、道徳に反することで、正しく良い行為とは言えません。
しかし、みんながそんな正しい行為ばかりしているはずはありません。
時々は「不道徳」なことも考えたり経験したりしているはずです。
この世で生きていくからには、正しくないことに巻き込まれることだってあるはずです。
そして後悔しては悩んでしまうのです。
男と女のふとした出会いから発展する不倫などは、そのような不道徳な行為と言えます。
不道徳だと自覚しても、それ以上に心がときめくのです。
不道徳を完璧に制御することなどできないようです。
一説では、既婚者の約3割は不倫経験があるとの調査結果があります。
この約3割の既婚者は、不道徳と分かっていても実行してしまうのです。
バレないと思っているのでしょうか。
しかし、不道徳は時代や文化、地域によっても考え方は異なっています。
道徳と同じように不道徳も明確に説明できないからです。
不義
「不義」とは、人として守るべき道に外れることです。
そして、男女が道に背いた関係を結ぶこと、密通をはたらく、不倫をするということです。
悪徳
「悪徳商法」という言葉が流行りました。
道徳に反するような行為でお客様を騙して高額な料金を奪い取るような商法です。