「多大なご迷惑をおかけし、わたしの不徳の致すところです」となります。
自分のミスにより招いたこの度の事態、不徳の致すところです。
自分がうっかりしていてミスをしてしまった時にも、このように謝ります。
「自分のミスにより招いたこの度の事態、不徳の致すところです」となります。
「不徳」の謝罪文での使い方
「不徳の致すところ」の「致す」とは、「引き起こす」とか「〇〇をする」という意味です。
ミスをしてしまったことや失敗について簡単に述べてから「不徳の致すところ」と繋げると謝罪文も分かりやすいのです。
「不徳の致すところです」とし、簡潔に改まった言い回しを
・自分が知らなかったのに知ったかぶりをして、上司に迷惑をかけてしまった時などには、「わたしの不徳の致すところです」と簡潔に謝罪するのです。
・同じ失敗を繰り返してしまったことに対しての謝罪です。
「同じ失敗を繰り返してしまいました。わたしの不徳の致すところです」
「この度の失敗は、すべてわたしの不徳の致すところです」
謝罪時に時間をおかず使用
自分のせいで何か問題が発生してしまったと分かったら、すぐに上司に謝罪をするのです。
そんな時には、グダグダと言い訳するよりも、まずは「わたしの不徳の致すところです」と言います。
謝罪時に時間をおかずに使用します。
申し訳ありませんを付け足す
丁重に謝罪する時には、「わたしの不徳の致すところです。
申し訳ございません」と申し訳ない気持ちも付け足すことで真摯な気持ちを表すこともできます。
特に、このミスが原因で、自社だけでなく相手先にも多大な迷惑をかけてしまった時などは、「不徳の致すところ」だけでは納得しないはずです。
真摯に反省をして謝罪をしているように「申し訳ございません」とか「申し訳ありません」などを付け加えてください。
謝罪そのものを表す言葉も
謝罪の理由を簡潔に付け足すことは、相手に分かりやすいものです。
ミスしたことも理解していないのではと勘ぐられないように、注釈を入れることもあります。
「送り先を間違えてしまい納期が遅れてご迷惑をおかけしました。
不徳の致すところです」などとなります。
自社で保管していた個人情報が漏れてしまったことが発覚して時など社会的に問題になる時には、真摯な謝罪が必要です。
「この度の個人情報の漏えい問題に関しましては、全て私どもの不徳の致すところです。
大変申し訳ございません」などとなります。
気持ちがより伝わるように
「不徳の致すところ」とは、自分の徳が足りなくて引き起こしたことなのです。
つまりは、誠意を込めていなかったということで、それを充分に反省しておいて謝罪します。
「わたしの不注意がもとで問題が起こりました。
不徳の致すところです」
例文
以下に例文をまとめました。
この度の不祥事は、私の不徳の致すところです。申し訳ございません。
自分が十分に監督していなかったために、工場からの商品に欠陥が発生して問題になった時などです。
相手先や消費者にも発覚してしまい、上司から叱責されます。