ビジネスの現場では、本人の意図する事と相反する事態は結構、たくさん発生しています。
例えば仕事上のミスですよね。
大切な取引を自らのミスで帳消しにされてしまったり、あるいはもっと身近な例で例えると「交通事故」が挙げられるでしょう。
「交通事故」は仕事上、プライベート関わらず、起こしてしまう危険性があります。
もし、起こしてしまったら会社としては当然ながら、今回テーマに掲げている「顛末書」というものを提出するよう要求してきます。
では、まだそれを書いた事がない人にとって、「顛末書」とは一体何?という素朴な疑問が出てきます。
社会人になったら当然、知っていると思われてしまう「顛末書」。
今回はこの「顛末書」についてみていく事に致しましょう。
また「始末書」との区別についても詳しくみていく事にしましょう。
顛末書は社会人の基本!注意点や書き方を紹介!
「顛末書」は社会人にとったら切り離すことのできない、一生ついて回るもの、ということになります。
しかしながら、それまで学生だった身分の人間が社会人になったからといって、いきな「顛末書」を書け、と言われてもペンを持つ手が止まるだけで思うように前へ進まないでしょう。
一体、「顛末書」とはどのようなものなのでしょうか?またその書き方や注意点はどうなのでしょうか?
それらの疑問を今から一気に解決していきたいと思います。
何事も知っているかどうかで、社会に出てから役に立つ人間かどうかという判断を下されがちです。
それならば知っておいた方がはるかに有利ですよね。
「顛末書」を徹底的に解説していきたいと思います。
顛末書とは?
それではまず「顛末書」についての説明から入ってゆきましょう。
「顛末書」がどういう性質のものなのか、知っていなかったら全く意味を成しませんからね。
どういうもの?目的は?
「顛末書」はある案件でミスをして会社に損失を与えてしまったような事案に対して、その一部始終、始まりから終わりまでを客観的に書いた一種の「報告書」という体を成したものをいいます。
「報告」がそもそもの種目的ですから、嘘偽りや脚色性なく、真実をありのままにしかも読み手が読みやすい文章にして書きあげることが重要です。
よって、当事者の主観やお詫びばかりの文面では「顛末書」としての機能を発揮できていない、という事を認識する必要があるでしょうね。
何度も言います。
「顛末書」は事の一部始終を時系列で書いた「報告書」です。
そしてその中身は信憑性の高い文章が求められる、という事です。
顛末書の事例
では、会社における顛末書の事例を紹介しておきましょう。
・事故報告書…これは仕事上のミスで会社に損害を与えてしまった場合に書くものです。
例えば、会社の器物を不注意で破損(あるいは破壊)してしまった、交通事故を起こしてしまった、同僚同志で口論となり喧嘩となって相手に怪我を負わせてしまった、などです。
・クレーム報告書…顧客の怒りを買ってしまったがための顛末書。
結構、ビジネスの現場では書く必要性が高いかもしれませんね。
・規約違反報告書…例えば会社の職務規定に反した行動を取ってしまった場合に書く顛末書です。
公金横領、各種のハラスメントの容疑者・被疑者・被害者、会社が禁止してることを行ってばれた場合、などです。
顛末書と始末書の違い
さて次に参りましょう。
今度はよく耳にするかもしれない「始末書」と「顛末書」の違いについてです。
どちらも性格的には非常に似た感じがしますよね。