マニュアル並みに完璧なので、これに頼るのも一つの手です。
ただ、謝罪を受ける側は、世界共通、どこの国の人でも、もし「決まった形」「決まったセリフ」で謝罪されたら鼻白むだけ。
またか、とも思うでしょう。
ありきたりの言葉で、ありきたりではない状況は打開できません。
相手の目をしっかり見てクリアな言葉で
だから、自分の言葉で謝罪をすることが重要なのです。
その人だけに向けて考えられた言葉。
きっと心が込もっていると思います。
それを熱く語り、きっちり頭を下げましょう。
注意していただきたいのは、話すときに、相手の目を見ること。
それから、ごちゃごちゃした言葉、聞こえづらいほど小さい声もNGです。
相手に自分の声が届くように、気持ちを伝えるんだと思いながら、クリアな言葉を選んで謝罪しましょう。
ピンチはチャンスとも言いますが、もしこのあなたの心のこもった謝罪が届き、あなたが誠実な人だと伝われば、次のチャンスもやってきやすくなるかもしれません。
謝ることは難しいことではない!
どうしても自分に非があると思ってしまうから、なんとも億劫になってしまう「謝ること」。
怒っている相手に近づいていって、許してください、というなんて、難しい!と感じてしまっている方も多いのではないでしょうか。
たとえば、廊下を歩いていて、十字路のところでぶつかってしまったら?相手の荷物もこちらの荷物もバラバラ。
これは意外と早く「ごめんなさい」がいえそうですよね。
素早く謝罪して、自分の鞄と荷物を確認してまとめ、もしまだ相手が痛そうだったら「お怪我しましたか?病院に行きましょうか?」と聞いてあげると親切です。
相手がなんでもなさそうな場合は、また「失礼しました」でOK。
その場を去ります。
このように、謝ることは、それほどハードルが高くないことなのです。
謝ることのハードルが上がっている?
どうしてもどうしても「ごめんなさい」の一言が出てこない方、きっといらっしゃいますよね。
言いづらい状況もあると臣生ます。
性格としては、完璧主義な人。
完璧主義な人には、正しいことをしているという思いがまず前提としてあります。
だから、どうして相手を怒らせるような事態が起こるのか、そもそも相手は何に怒っているのかわからなくなったりするんです。
完璧主義さんは、学校などでも完璧にこなして来たでしょうから、これまであまり「謝る機会」がなかったと考えられます。
だから、いつ謝っていいのか、どう謝っていいのか、わからないんです。
その分、謝ることへのハードルは上がりますよね。
実際に謝る段になると、混乱して、状況判断もできなくなるほど頭が真っ白になり、わたわたとなってしまいます。
これが相手の怒りに油を注ぎ、収集がつかないところまで行ってしまいかねないのが、完璧主義さん。
気をつけていただきたいですね。
日本人はすぐ謝る民族だった
日本人はすぐ謝るといいますが、事実です。
手がぶつかっては「ごめんなさい」、テーブルの下で足がぶつかっては「ごめんなさい」。
果ては電車の時間が1〜2分遅れると、申し訳ありませんアナウンスが入ります。
多くの海外の国では「謝る」=「懺悔」とも取られるので、滅多なことでは謝らないんです。
文化の違いといってしまえば簡単ですが、実際、日本人にとっての「すみません」はどちらかというとクッション言葉。