「すみません、〇〇とってください」のように、決して懺悔とは繋がりません。
日本人にとっての謝罪は、一部、コミュニケーションを取りやすくする肝油材のような役割も担っているのです。
謝ることが難しい時代になってきた?
ところが、現代は、外国からの思想の影響もあり、謝る=責任を取る、という風潮も出てきています。
そのため、安易に謝ることを避ける人も。
また、ちょっとぶつかったくらいでは、例えば人混みの中ですれ違うのなら、ぶつかるのも仕方がない、と考え、謝ることをしない人もいます。
あるいは、大きな鞄を持っていたり、スーツケースを引いていてぶつかった場合、こっちはとにかく大荷物なんだから、仕方がないじゃないか、と自分の権利を主張し、謝らない人もいます。
子どもやペットのトラブルも同じ。
泣くもの、吠えるものなのだから、なぜ騒音と思われなくてはならないのかと、周囲の人を気づかわない、謝らない人もいるのです。
謝ることは自分に非があると認めることではない
謝ったからといって、何でもかんでも自分が悪いと認めるということにはなりません。
「すみません」と先にいってしまった方が、物事の解決が早い場合も多いです。
謝るというのはコミュニケーションの方法のひとつ。
時と場合にもよりますが、謝罪の一言が、相手の反省を促したり、感謝の元になったり、お互いの成長を促したりするのです。
ですから、謝ることにひるまないでください。
自然と「ごめんなさい」が口にできるといいですね。
関係性を良好に保つための潤滑油
「すみませんが、これをやっていただけませんか」のように、クッションとしても使える謝罪の言葉。
ただ単に「これをやっていただけませんか」よりずっと柔らかい響きになりますし、相手としても、こちらが下手に出ている分、じゃけんにしにくい言い回しです。
このように、謝罪の言葉は、人との関係性をよりよく保つための潤滑油ともなります。
とくに苦手な人の場合は、あまり喧嘩やいさかいなど起こしたくないもの。
上手に謝罪の言葉を使って、相手を苛立たせず、穏やかな関係を保っていきたいものです。
謝らない人は嫌われる
たとえば、自分の過ちを部下のせいにしたり、ミスをコンピュータの不具合だとか先方の都合があって、といったように、言い訳ばかりで謝らない人を見ると、どう感じますでしょうか。
あまり心地よくないですよね。
特にそれがビジネスの場だと、取引先などの心象を悪くしかねません。
頑なに謝らない、ということは、自分自身を省みることができないとも取れますし、ともすると信用問題にも関わって来ます。
必要な時にはきちんと謝罪ができるスキルをみにつけましょう。
言い訳などで誤魔化すと、どんどん人に信用されなくなれ、あなた自身の信頼は失われます。
それよりも、素直に非を認めて、さっさと謝ってしまった方が、その後の仕事や人付き合いが円滑に進むでしょう。
謝罪代行サービス会社まである
謝罪といえば、スキルのいるもの。
そのため、幅広いニーズに応えるため、謝罪代行サービス会社というものもあります。
これは時と場合に合わせたプロフェッショナルな代行を行ってくれる会社。
様々な例に対応しています。
加えて、謝罪がとにかく苦手な人にもオススメのサービス。
謝罪のプロが揃っているので、自分ではどうしようもできない状況だと判断したら、頼ってしまうのも手です。
まずは相談から、ということも可能なところが多い謝罪代行サービス会社。
相手が妙にあげ足取りだったり、細かいことにこだわるタイプの場合、自分だけの力で解決しようとするより、こういった代行サービスを利用する方が得策かもしれません。
悪質クレーマーには要注意
結構な確率でいるのが、悪質のクレーマー。