このように人間のやる気は非常に繊細な原因が絡み合って完成していきます。
自分のことが必要とされていると思えたらやる気は失せませんし、そうでなかったら「どうでもいいや」という気持ちになってしまうでしょう。
リーダーはそのあたりをよく観察して場の士気を高める努力をする必要があるのです。
悩みがある
どうしてこの様な部下ができてしまう?についての原因の2つ目は「悩みがある」です。
「悩み」は人間の前向きな活動を阻害し、精神をズタズタにしてしまう恐るべきものなのです。
無論、人によって悩みの大小はあるでしょうし、少しばかりの悩み程度なら自力で何とか解決に導ける「剛」の人もいるでしょう。
しかし、多くの場合、人は悩みを第三者に打ち明けることがでずウジウジしてしまうものなのです。
そしてやがてその悩みはあなたの心や精神を犯してゆき、あなたが社会で健全に活動できるはずの多くの能力を奪い去ってしまうのです。
よって悩みというものをいつまでも解決させずにひきずってしまうと後々、厄介なケースに陥ってしまう事が頻繁に起こります。
その事例の一つが仕事に打ち込む事が出来なくなり、やがて使えない部下になる、というパターンです。
そうならない為にも「悩み」というものは早期のうちに解決しておきたいものです。
仕事が分からない
どうしてこの様な部下ができてしまう?についての原因の3つ目は「仕事が分からない」です。
ハッキリ言って「仕事が分からない」と言われてしまったら、その組織のリーダーは途方に暮れてしまうでしょう。
しかもそれを言った当事者が中堅以上のベテランだったとしたら尚更です。
よってこの問題も早期のうちに手を打っておかなければなりません。
でないと、あなたは永遠に職場「お荷物」に成り下がってしまう可能性があるからです。
どうすればいいか理解できていない
一般的に「仕事が分からない」、と言う人のほとんどはその解決手段自体を探せていないケースが多いのかも分かりません。
これではいつまでたってもあなたは職場の厄介者、下手をすると「解雇」の方向に持っていかれるかも分かりません。
自分自身、その仕事のどういったところが分っていないのか。
それをまずじっくりと探ってみる事です。
そしてその原因が分かったならすぐさま解決策を講じなければなりません。
自分一人の力で解決できそうにないのなら、先輩や同僚、あるいは直接上司に救いを求めに行くべきです。
そのタイミングを逃してしまうと本当にあなたは職場から「去らされる」運命になるかも分かりません。
仕事が分からない、と言って大目に見てもらえるのは入社して1年以内の新人だけです。
それ以上の社歴の人は言い逃れできないと踏んでおいてくださいね。
部下にではなくこちらに問題があるかもしれない?
どうしてこの様な部下ができてしまう?についての原因の4つ目は「部下にではなくこちらに問題があるかもしれない?」です。
この問いかけは、この文章を書いている間にも何度も投げかけてきた要因です。
そう、「部下が使えない人間で困る」と嘆く前にリーダーであるあなたの資質に問題はありませんか?という事を真剣に考えてもらいたいのです。
いい加減に教えていないか
まず、仕事をいい加減に教えていませんか?「忙しいから」と言って中途半端な教え方を1回やっただけであとは放ったらかし。
これでは教わる方はたまったものではありません。
いい加減に教えられた人間がどうなってしまうか。
リーダーであるあなたには人材育成という重要な役割がある事を忘れないようにしてくださいね。
分かりやすく教えているか
次にあげたいのは「分かりやすく教えているか」です。
人にものを教えるのは大変な作業です。