相手の理解度が全員、同じという事はまずありません。
Aさんは覚えるのが早くてもBさんは時間がかかるタイプかも分かりません。
よってリーダーたる人は画一的に教えるのではなく、個人個人の特徴をよく見極めて適切な教え方を施さなければならないのです。
リーダーが手を抜いて分かりやすくない教え方をするのは会社への造反行為と同じだと思って下さいね。
放置していないか
次にあげたいのが「放置していないか」です。
仕事を1回ぽっきり教えただけで、すぐにその仕事をマスターできる人間なんて、そうそういません。
上に立つべき人は、教えた部下たちのその後の仕事っぷりをつぶさに観察し、タイミングをみて再度、教えるようにするべきなのです。
つまり「放置」したら何の意味もないという事です。
確かにリーダーのあなたも多忙を極めているでしょうが、それを言い訳にして部下の仕事ぶりを見ていなかったとしたら、あなたはリーダー「失格」と言われても言い逃れができないようになってしまいますよ。
好き嫌いで接していないか
最後にあげたいのが「好き嫌いで接していないか」です。
確かにリーダーも人間。
人の好みや馬が合う、合わないもあるかもしれません。
しかし、それでは管理職として失格と言わざるをえませんね。
リーダーは常に論理的思考をモットーに客観的に物事を捉えていかなければいけません。
よって職場において好き嫌いで部下の対応の仕方を変えてるのなら、それはあなたが使えない「管理職」と言われても仕方がない、という事ですよ。
部下とのコミュニケーションも取っていこう!
如何だったでしょうか?
今回は「使えない部下」をテーマに取り上げて紹介して参りました。
ではざっと今回のテーマをもう一度おさらいしてみますと、
・使えない部下の7個の特徴
・使えない部下を育てる方法とは?どんなことをすればいい?
・どうしてこの様な部下ができてしまう?
というのが今回の大きなテーマとなっていました。
使えない部下、という発想は管理職やリーダーの側の立場からみた考え方です。
ところがそう見られてしまっている当の本人さんたちから見れば、よもや自分たちがそのように思われているとは夢にも思っていないかもしれません。
つまりこの部分にあなたの職場の生産性が上がらない原因が隠されているのです。
上に立つ人間の思い込みで部下の評価を行ってはなりません。
だからこそ「コミュニケーション」というものがいつの時代になっても声高に叫ばれるのです。
上と下の人間の意思の疎通が十分に取られていなかったら、職場内の活性化など遠い夢物語になってしまうでしょう。
上に立つべき人間は、公平かつ責任をもって部下の管理を行わなければなりません。
そのためにも「コミュニケーション」というものを十二分に駆使していっていただきたいものです。
そしてあなたの職場に「使えない部下」なる人物が一人も存在しないよう、マネジメント能力を磨いていってほしいと思います。