本当にそうでしょうか
特に仕事に貢献できない人が部下にやってしまう
部下に次々と指示を出すことも大切ですが、本当に必要な指示を出しているのでしょうか。
また、指示はしっかりと実行されているのでしょうか。
実行されていなければ、指示とは言えないからです。
単に相手に話しているだけのことです。
部下が心の中で「はいはい、また同じことを言っている」と聞く耳を持っていないかも知れません。
聞いている振りをしているかもしれないのです。
指示を出す上司にも、何かの問題はないのでしょうか。
「なるほど、もっともなことだ」と理解してくれなければ、的確な指示とは言えません。
そして、指示に納得すれば、しっかりと実行してくれるはずです。
ということは、的確な指示を出せない上司というのは、じつは自分も特に仕事に貢献できていない人なのかも知れません。
どうすれば仕事に貢献できるかを知っていなければ、部下への指示も形だけの指示になってしまうのです。
できない上司が、部下に形だけの指示を出すことがよくあります。
偉そうに見せるだけなのです。
見下している
部下からの提案やアイデアも、まともに受け付けない上司もいます。
その提案が面倒だとか、アイデアにチャレンジしても良いかどうかが判断できないのです。
自分の能力が不足していることを見透かされないように、別の指示を出してごまかしているのです。
自分の言うことを聞けと、見下すように指示を出すのです。
3.仕切りたがり
会社でも何かのサークル活動でも、集団で何かをするときに仕切りたがる人がいます。
絶対的なリーダーがいない時には、そんな仕切りたがり屋がいると、いろいろと動いてくれるのである意味では助かります。
引っ込み思案の人やおとなしい人が多いと、何をするにも方向性が定まらないからです。
ただどうしようかと悩んだり心配ばかりするだけで、具体的な対策が打てないのです。
でも、その中に仕切りたい人がいると、集団の目先の目標や方針を設定して、それに対して仲間の役割分担まで決めてしまうのです。
そんな仕切りたがる人は、自分が仕切ることでみんなに認めてもらったり感謝されたりすることに喜びを感じる人なのです。
目立ってしまいますが、自分の存在意義を高めることができるのです。
目立つのが嫌いな人や指示されることが好きな人も、そういう仕切り屋に期待しているところもあるようです。
別の見方をすれば、若い人がインスタグラムの投稿に対して、「いいね」がたくさん集まると、嬉しいことと同じなのです。
他人に「いいね」をもらうと、承認されたということに等しいからです。
仕切りたがる人は、他人に自分の存在を承認して欲しいのです。
仕切りたがる人の原動力は、自分を承認してもらって存在意義を確かめたいのです。
自分が決めないと気にくわない
仕切るということは、その集団を自分の思うとおりにさせることができるのです。
自分の存在意義を確かめることと、もう一つ自分の思い通りにしたいという心理が働いているのです。
集団を仕切りたがる人は、自分の能力や行動に自信を持っているのです。
ただし、その自信については根拠がある場合だけでなく、何も根拠がなくても単に偉そうにしたいという気持ちだけで突き進むこともあるのです。
自分が決めないと気にくわないという性格なのです。
その場の空気を読むこともなしに、自分勝手に決めて押し付けてくるのです。