まさかあなたが隠し事を知っているなんて誰も思わないのですから。
これならほとぼりがさめるまで誰にも話さないようにするのも難しくはないでしょう。
問題はあなたが隠し事をしていると断定されてしまった時です。
あなたの口から直接、隠し事を聞きだそうとして相手は必死になるでしょう。
その猛威から逃れるのは並大抵ではありません。
一旦、目をつけられてしまったら逃げおおせるものでないでしょう。
よって誰にも話さない、という事は自分が隠し事をしている張本人であることすら分からせないようにするテクニックを言うのです。
「誰にも話さない」、というのは隠し事をしている事がバレて話さないように踏ん張るのではなく、はなから誰にも話さない、という事です。
これは世間から逃避しているのも同様のやり方なのです。
だから相当な覚悟と忍耐が必要になるのです。
役者気分になって演じる
上手く隠し事を隠す秘訣の2つ目は「役者気分になって演じる」です。
つまり相手を「騙す」という事ですね。
役者さんというのは様々な役に成り切って自分を架空の世界に投入し観ている観客を魅了しなければなりません。
名演技とは観ている誰もが納得させられるくらいのものです。
台本棒読みとか笑っているのか泣いているのか分からないような演技力では、隠し事を隠し続けるなんていう芸当、とても出来ないでしょう。
日頃、役者気分になどなった事がない方が多いとは思いますが、一度やってみるとこれが案外面白くてすっかりはまってしまった、という方も出てくるかも分かりませんね。
それは人を騙す事に成功することほど、人間が感じる快感はないからなのですよ。
しっかり辻褄を合わす
上手く隠し事を隠す秘訣の3つ目は「しっかり辻褄を合わす」です。
いくら役者気分になって名演技を発揮したとしても言っているセリフの辻褄が合わなかったらどうしようもありません。
開き直ろうと思っても黙り通そうと思っても無駄でしょう。
相手はあなたの矛盾点をついてくるはずですからね
しっかり辻褄を合わせないと墓穴を掘るのは明白です。
それくらい隠し事を隠すのは命懸けの事なのですよ。
言ったことを管理する
とにかく辻褄を合わせるためには隠し事の中身をよく頭に入れて整理しておく必要があるでしょう。
でないと言っていい事といけない事の区別がつかなくなってしまいます。
あとは自分の言ったことをしっかり管理する術です。
あなたの発言は証拠として相手に録音されているかもしれません。
よって一字一句、言い洩らしのないくらい気をつけて発言せねばならないのです。
辻褄の合わない事を言ってしまっても何とかはぐらかして逃げおおせる自信があるのならいいですが、そうでないのなら言う事をしっかり管理して発言するようにしましょうね。
矛盾を無くす
上手く隠し事を隠す秘訣の4つ目は「矛盾を無くす」です。
さっき言った事と正反対の事を今は言っている。
ところが明日になったらまた言っている内容が変わっている。
このような矛盾だらけの発言、言い逃れが出来なくなるのは明らかですよね。
話の中身は理路整然と、誰が聞いても納得できるような言い方で話さないと自滅してしまいます。
矛盾が多くなるのは、あなたが非常に動揺しているか隠し事の要点がしっかり把握できていないからか、なのです。
バレテも大丈夫なレベルなら苦労はいらないでしょう。