この人の和術を聞いた人はその話し方のスピード、ボキャブラリーの多さに圧倒され口を差し挟む余地が全くない事を実感するでしょう。
このように聞いている人を圧倒するくらいの口の達者な人は、隠し事を隠す天才ともいえるかも分かりませんね。
自分が不利になっても巧みに話題を変えて相手の関心をそっちへ持って行ってしまう。
いやはや、口が達者という武器は本当に「天才」かも分かりません。
表情を作るのが上手い
隠し事が上手い人の特徴の2つ目は「表情を作るのが上手い」です。
人間の表情は相手の心理状態を読む上で非常に参考になるものです。
可笑しい時は笑顔になるし怒っている時は怖い顔。
悲しい時は涙ぐんだ顔。
驚いた時は目を剥いて口を半開けしいかにもびっくりした、と言わんばかりの表情となります。
このように人間は喜怒哀楽を表現する手段として顔の表情を変えるのが至極、当たり前の行動と言えます。
ところがこんなに自分の感情を正直に出していたら隠し事を隠すのには甚だ不向き、と言われても仕方ないでしょうね。
隠し事を上手に隠せる人は顔の表情を作るのも非常に上手いのです。
ポーカーフェイス
顔の表情を作る仕草の中でも「ポーカーフェイス」というのは1級品クラスの難しい芸当と言えるでしょう。
いかなる感情の変化に際しても一切、顔の表情を変えないテクニック。
これを会得したならばいかなる隠し事も苦にすることなく隠す事ができるでしょう。
例えになりますが、よく野球の試合でピッチャーはポーカーフェイスでなければならない、と言われます。
打たれた時も三振にとった時も一切、喜びや悔しさ、怒りの感情をお表に出さずひょうひょうと投げ続けられる。
これが1流のピッチャーの証明と言われています。
ピンチになった時や打ち取った時にいちいち感情を表現していたら相手チームにとって付け入る隙がたくさん発見されるからです。
でもそれを一切遮断しているピッチャーはなかなか攻略できない、という事になるのです。
隠し事を上手に隠せる人はポーカーフェイスの達人なのです。
顔の表情が変わらなかったら相手もその人の心理状態を読めませんからね。
自信がない
隠し事が上手い人の特徴の3つ目は「自信がない」です。
自信がない人は多くを語りません。
余計な事も話しません。
よって隠し事を隠すには案外、うってつけの人物ということになるのです。
これが逆に妙に自信のある人ならば、相手のペースにはまってしまいやすい、とも言えるのです。
相手の誘導尋問やプライドを傷つけるような言動についつい乗ってしまい隠し事をうっかり喋ってしまう、という具合ですね。
自信のない人に雄弁家のようなタイプの人はまずいないでしょう。
という事は隠し事を隠すには自信のない人に渡しておく、というのがいい手なのかもしれません。
葉っぱを隠すなら森に隠せ、的な発想ですね。
下準備がしっかりできている
隠し事が上手い人の特徴の4つ目は「下準備がしっかりできている」です。
下準備が出来ている、という事は全ての事態の想定がバッチリ、という事です。
様々なシミュレーションを想定し、相手がどこからどう攻めてきたとしてもいささかも動じないほど準備万端、という態勢が整っているという事です。
この下準備なしに鋭い質問を浴びせる人間と対峙したら危険ですね。
相手はあらゆる手段を使ってあなたを攻略しようとします。