でも、甲斐性がないタイプの人はいわゆる、息を吐くように嘘をつく人が多いのです。
「このペンあなたの?」と言われて「そうです」と答えればいいのに、「違います」と言ってみたり、休みの日なのに「今日はお仕事ですか」と聞かれて「そうです」と言ってみたりします。
見栄を張るために仕事をしている合間を縫って来た、自分は忙しいというアピールのために嘘をつくならまだ理解できそうですが、なんの意味もなくなんとなく、なにも考えずに適当なことを言う、ということがよくあるのです。
理由もなく、すぐバレるような嘘でも言ってしまうのは虚言癖かもしれません。
嘘をつくのがもはや癖になっているのです。
自信がなく見栄を張りたいがために嘘を言ったり、努力して改善することができないのでその分を嘘でカバーしようとしたりします。
単にかまってほしくて嘘をついてしまうというパターンもあるようです。
口だけ
嘘を平気でつき見栄を張ってばかりで努力もしないと、当然ですが口だけの人間になりやすいです。
「君のためならなんでもするよ」なんて言っておいて実際は電話で相談にのってくれることすらないパターンですね。
「明日返すから一万円貸して」と言って、何日たっても返しません。
本人はその場では本気で返すつもりで言っているので嘘ではないのですが、返してもらえない側からしたら詐欺にあった気分ですよね。
返せるあてがあるのかないのか、なら借りて大丈夫なのか、三日後なら給料日だから返せるから来週返すと言えばいいのではないか、といったようなことをきちんと考えず、その場の思いつきで口先だけで言ってしまうのです。
自分に出来るわけがないことでも「任せておけ」と言ってしまい、結果出来ないので信用を失っていくのですが、本人としては本気で出来るし任せておけと思って発言してしまうのです。
こういった口だけの人は、たいていの場合は世間知らずでもあります。
現実を知らないので大きいことを言ってしまいます。
それが常識のある相手にどう受け止められるのかというところまでは頭が回りません。
嘘だらけの自慢話を軽々しく話している人というのも、口だけで実際はろくな人生経験を積んでいないということもよくあります。
ほんの少しの経験を嘘で水増しして膨らませ、口ばかり達者なのですが中身が伴っていないので、周りからはばればれです。
文句や悪口ばかり
自分のことは棚にあげて、人の悪いことばかりよく気がつくのもこうしたタイプの人の特徴です。
自分がやらないからこそ人への批判が出てきてしまうのですね。
外野だからこその文句です。
気がつくだけで口に出さなければまだ良いのですが、ぺらぺらと話してしまいます。
どうせなら良いところを見つけて話せば良いのに、陰口を話してしまうのです。
しかも「あの人は頼んだことをやってくれない」というのは単なる文句で、実は自分が無茶なことを押し付けようとして断られただけで相手に落ち度はないということもよくあります。
行動しない
口だけの人間で努力もしないのならば、当然行動もしようとはしないですよね。
「外食を減らしたいからお弁当を持ってきたいんだよね」と言うだけ言って、行動はしません。
お弁当を自分で作ろうという気はまったくないのです。
「冷凍食品をストックしておくと便利だよ」とアドバイスをもらっても、「でも買いに行く時間がないし」「冷凍食品って高いからコストパフォマンスが悪いでしょ」と文句を言うだけ。
ひどいと、「冷凍食品なんか体に悪いのにおまえあんなもの使って弁当作ってるの?女としてどうなの?」なんて言ってくる場合すらあります。
承認欲求が強い
きちんと結果を出さない癖に、認められたがるのが困りもの。
「ごみはちゃんと分別して捨てて!」と何度も言われて、やっとペットボトルは資源ごみのゴミ箱にいれただけで、「ちゃんとやったよ!」とアピールします。
こういうところも、子供のようですね。
小さい子ならかわいいかもしれませんが、いい大人にこれをやられるとちょっと困ってしまいます。
更に、きちんと誉めなかったり、本人が期待する誉め方でなかったりすると不満を持ってしまいます。
「ちっとも誉めてくれない」などと言い出し、扱いに困ってしまうのです。
承認欲求が強い人というのは自分のことが最優先で、他の人の都合をあまり考えていません。