結果、金メダルを獲得すれば有言実行の選手として讃えられるはずです。
一方で何も発言せず注目もしていなかった選手が金メダルをとると、世間は驚きます。
注目していなかったからこそ、より感心が高まるのです。
日本人の傾向としても不言実行した人の方が好感が持たれるのかもしれません。
3. 周囲から邪魔されない
何か目標を掲げることで、それを妬む人がいます。
その嫉妬から、どうにかしてその目標を阻止しようと邪魔をする人も現れるのです。
トップになる!
という目標を有言すれば、同じ目標を持っている人にとっては邪魔者になりますよね。
自分がトップになるために、どうにかしなければと焦りを感じてしまいます。
そして有言実行させないようにするのです。
不言実行であれば、持っている目標も野望も人に知られることがありません。
余計なライバルを作ることもないので、周囲から邪魔されることもないでしょう。
2. 不言実行の欠点
不言実行という黙々とこなすことの利点がある一方で、欠点もあります。
続いては、不言実行の欠点についてご紹介していきます。
1. 誰にも教えていないので、簡単にリタイヤできる
不言実行で進めていると、誰も何も知らないので、誰からも何も言われることがありません。
これは良いことでもありますが、逆に言うとその目標を諦めることも簡単になってしまうのです。
例えば「夏までに痩せる」と有言した人は、夏までに痩せないと周囲の人に口だけと思われてしまうので、必死で頑張るでしょう。
痩せた自分を見てもらわなければと奮い立たせるはずです。
しかし夏までに痩せることを誰にも言っていないのであれば、痩せなくても口だけと思われることはありません。
痩せようと考えていたこと自体知らないのですから、簡単にリタイヤできます。
言葉に出すことでリタイヤできない状況に自分を追い込むことも時には必要!それができない不言実行は、自然とリタイヤしやすい状況になってしまうのです。
2. 自分自身に打ち勝つ強い精神が必要である
不言実行の場合、誰からも叱咤激励をされることはありません。
立ち止まった時も悩んだ時も、自分で乗り越えなくてはいけないのです。
つまりはそれを乗り越える強い精神が必要です。
きっと誰でもない自分自身との戦いになるでしょう。
「もう諦めちゃえ!」
「別に誰にも言ってないし、やめても平気!」
そんな弱い心が自分を支配することもあるはずです。
そんな時に弱い心に打ち勝てるのか。
その強さがなければ不言実行は成り立ちません。
弱い心を受け入れるのは簡単です。
逃げることも簡単です。