国語辞典編集者の飯間浩明氏が選ぶ、「新語トップテン」においてワンチャンは1位を取りました。
ちなみにその年のランキングはこちらです。
1位 ワンチャン
2位 それな
3位 あーねー
4位 安定の
5位 自撮り
6位 プロジェクションマッピング
7位 NISA
8位 危険ドラッグ
9位 ~み
10位 ぽんこつ
次点 壁ドン
なぜランキングを全て発表したかというと、おそらく「2位 それな」「5位 自撮り」「8位 危険ドラッグ」「次点 壁ドン」
でお分かり頂けるように、このランキングは近年のものではありません。
2014年12月のものなのです。古いです。
つまりだいぶ前から、「ワンチャン」は幅広く使われていたということになります。(正確に言えば2013年です)
加えて言えばこういった新語で1位に輝いた場合、どちらかと言えば「一発屋」になる要素が非常に強く、
すぐに廃れたりするのですが(死語になる)、ご存知の通り、「ワンチャン」は今も数多く使用されています。
未だに力を持ち、使用されています。
そこに、言葉自体の「進化・成長」が大きな関わりがあるのです。
使いやすく成長するため、時間が経っても廃れない、ということです。
5. どういう人達が使っている言葉?
これは新しい言葉の発掘者というべき人たちです。
高校生や大学生、すなわち若い世代で使用され、LINE、会話などにおいて用いられています。
若い世代――だからこそ、なのでしょう。
若さという頭の柔軟性、そしてSNSという環境から、「こういう使い方もあるよね」といった部分が言葉の進化、ワンチャンの成長を促したのでしょう。
2年前より昨年、昨年より今年、といった具合で、ワンチャンの使い方が多種多様になっているのです。
それ故に、一見して分からない状態になっているとも言えます。
「ガチ飛ばせばワンチャン行けるかも」
「ワンチャンからリア充」
これが分からない人はその答えを求めるべく記事を読み進めてください。
これが分かる人は果たしてその答えが合っているのか、それを確かめるべく読み進めてください。
長く使用されているということは、「知らなきゃ恥ずかしい言葉になっている。
だからちゃんと理解し、ちゃんとしたかたちで使用しよう!」ということだと言えるのですから。
「ワンチャン」の会話での意味合い
ではいよいよワンチャンの会話での意味合いです。
とにかく日々進化・成長しているような言葉なので、もしかしたら時代の最先端を行っている人は、
「まだ使い方あるよ」と言うかも知れませんが、現状、このような使われ方、意味合いを持っている、というものを紹介していきます。