今一番良く使われるという意味合いのワンチャン。
それが、
ひょっとしたら
もしかしたら
です。
少なくとも上記のふたつの言葉より、ワンチャンのほうが数を短縮できますし、どことなく前向きなのも印象が良く、かつ好感が持たれます。
「急げばワンチャン間に合うかもしれない!」
もいいですし、
「とにかく急いで終わらせて参加する。ワンチャン行けなくなる事態にならないよう頑張る!」
というのもいいでしょう。
爽やかですし、何より、「ひょっとしたら」や「もしかしたら」が持つ、独特な重さを伴う切迫感が和らぎます。
2. 「あの人と付き合える可能性、ワンチャンあるよ!」
このワンチャンの意味は、励ましの意味合いも含めています。
「確率は少しはあるから頑張りなよ。告っちゃえよ」
だと、同じ「少し」という確率なのに、確率がとても低いという気がしてきませんか?
もちろんどちらもワンチャンスであり、すなわちワンチャンも少しという言葉も、「僅か」ということなのですが、不思議とワンチャンのほうが前向きな意味で取られます。
だからこそ広まっている、とも言えます。
曖昧な部分をさらに曖昧にし、だけどどこかポジティブという。
ですから相手を元気づけさせることができます。
使いやすい言葉であり、是非使って欲しい使い方、とも言えます。
3. 「ワンチャン合格するかも」
「ひょっとしたら」の進化形、「絶対」を付随した使い方のワンチャンです。
これは、「大丈夫」が含まれているが故、そう捉えられるのです。
希望を込めた物言いをする時、イケるはずと信じたい時、「ワンチャン」で表現すると、言葉に力がつきます。
「ワンチャン昇進あるでしょ!」
「上司の受けもいいし、これはワンチャンあるな」
など使用できます。
ワンチャンは「響き」が強いです。
意味をいちいち紐解くのではなく(と思ったら使いづらいということです)、気持ちを見せたい、願いを込めたい、ノリを大切にしたい、そんな時に抜群の力を発揮します。
4. 「彼女はワンチャン女だ」
これは前述した通り、「軽い女」という意味です。
勘違いして使用してほしくないのは、
「告白して成功する確率は1%のいい女」という誉め言葉ではないです。
下ネタであり、「尻軽女」「サセ子」「ちょろい女」などが同義語でしょう。
少し補足するのなら、「一晩だけの関係の女性」
なのですから、双方同意の、後腐れのないそんな女性、という意味にも取れます。
(なので、『最低な女性』という解釈はしてほしくないな、と思います)