だから使っている、その答えは間違いではないです。
が、たったそれだけのことで、「軽い」「足りない」なんて悪い印象を持たれるのは癪に障りませんか?
おそらくスラングは、どうしても譲れないもの、ポリシーではないはずです。
だからこそ、気を付けてほしい、とそう思うのです。
語彙が少ない人だと思われる
語彙力、すなわち知っている言葉の数。
これは文章を読んでいれば、文字に触れていれば身につくものです。
活字離れが問題視されている昨今、余計にみんな敏感になっています。
使い回しや多い物言いに対し、「この人、新聞や本を読んでないな」と。
もしかして明日休み?
もしかすると明日休み
ひょっとして明日休み?
ひょっとすると明日休み?
あるいは明日休みとか?
まさか明日休み?
っていうか明日休み?
これらは全て、「ワンチャン休み?」と言い換えられる言葉の数々です。
よって全てワンチャンにする必要はないはずですし、あるいはどの言葉であろうと、多用すれば、やはり語彙が少ないと思われてしまうことでしょう。
会話なら気になり、文面なら読みにくい、そういうものになってしまうのです。
日本語は表現力が豊かで綺麗、とよく言われます。
綺麗な日本語を使いましょう、というのは説教臭くて言いませんが、あえて汚す必要、汚れて見えるように見せる必要はないのではないか、とそう考えます。
頭を使ってしゃべっていないと思われる
多用すると、頭(知識)を使っていない、とそう思われがちです。
言葉の組み立てであり、伝えようという意志が見えない、というものです。
難しい言葉を使え、ということではなく、様々な言葉を組み合わせてもいいのでないでしょうか。
周りに流されやすい人だと思われる
流行語――まさに時代流れ、象徴であり、誰もが使ってしまう言葉です。
ですが流行っている言葉を使用しすぎると、
「流されやすい」「自分を持っていない」と思われてしまうのです。
そんなことを考えるの、年寄りだけだよ、
と言う人もいるかもしれませんが、歳を重ねるにつれ、その年寄りとつき合う機会が多くなるのが現実です。
さらに言えば、書籍なりネットなりの文章がそんな流行語だらけで埋め尽くされていたら、頭のいい作者とは若いあなたも思わないことでしょう。
流行に敏感な作者、と思う前に、ちょっといくつなの、この人? 大丈夫? と思うのではないでしょうか?
3. 年相応の言葉遣いをすべき
年相応の言葉。
これは、そういった定義、たとえば20代の言葉、30代の言葉、40代の言葉リストがあるわけではないので、
「こんな言葉を選んで話しましょう!」と断言するのは難しいです。
落ち着いた物言いは、年相応といえますが、落ち着いた物言い・話し方でも、中身が安っぽい、軽い、そんなものはありますよね。
ということから、年相応の言葉というのは、まさに対面している人が基準となります。