さらに深呼吸は通常の呼吸と違いより多くの酸素を取り入れることができます。
みなさんが常に使用している脳ですが、実は脳にも沢山酸素が必要で、体内に取り入れた酸素の内の25%は脳が消費しているんですよ。
脳に酸素が回らないと集中力が途切れてしまったり、脳内の情報処理能力や整理能力が低下してしまいます。
酸素カプセルに通うのも良いですが、深呼吸なら仕事や家事の合間にちょくちょく、しかも無料でできますからお手軽ですよね。
脳を正常に働かせて頭をスッキリさせるために深呼吸で沢山脳に酸素を取り入れましょう!
3.とりあえず体を動かす
瞑想は静かな環境が必要ですから、人によってはちょっと難しいと言う場合があるかもしれませんし、深呼吸は手軽ですが蓄積されたストレスや疲れが多すぎると間に合わないかもしれません。
そんな場合はどうすれば良いか困りますよね?
そんな場合はとりあえず体を動かしてみましょう。
じっとしていてもモヤモヤしたりイライラしたりという落ち着かなさは解消されませんし、むしろじっとしていることでその事ばかりを考えてしまい、過敏になってしまう場合もあります。
立ち上がって足踏み
まずはその場で立ち上がって足踏みしてみましょう。
アスリートが出番を待っている間その場で足踏みしている光景を見た事がないでしょうか?
あれは「共縮」を起こさないための工夫なんです。
「共縮」って聞きなれない言葉ですよね?
スポーツをしない人は初めて聞いた人もいるかもしれませんね。
「共縮」とは曲げる筋肉と伸ばす筋肉が同時に動いてしまい反射システムが正常に機能しない事です。
アスリートはこの「共縮」を防ぐために常に体を動かしておいて筋肉とメンタル両方の緊張をほぐしているんです。
足踏みにはリラックス効果があるという事ですよね。
ちなみにドスドスとまるで怒りをぶつけるかのような足踏みはやめましょう。
体を弛緩する事を意識して軽やかにするのがコツです。
トイレへ行く
パーソナルスペースというのをご存知でしょうか?
両手を伸ばしてコンパスのように自身がくるっと回って描かれる円。
この円内がパーソナルスペースです。
このパーソナルスペースはそれぞれに持っているもので、他人が入ると不快感を感じる距離と言われています。
トイレの便器に座って手を伸ばすと大体両手を伸ばした範囲内になるかと思います。
トイレは鍵をかけて入る場所でしかも使用中には他人は絶対に入ってきませんから、シェルターに入っているようなとても安全な場所と言えます。
ですからトイレに入ると心がリラックスできるんです。
トイレにこもっていると何か良いアイディアがひらめいたりするのも心がリラックスして解放的になっているから脳も柔軟になるんですね。
頭や心が混乱してリセットしたいとそんな気分になったらトイレに行けば頭の中や心の中が整理されてスッキリするかもしれませんよ。
ストレッチする
ストレッチもリセットには効果的です。
リラックスに効果のあるストレッチは反動を使わずに筋肉を伸ばすスタティックストレッチです。
スタティックストレッチには脳内にα波を増加させ、副交感神経を優位にする効果があると科学的に証明されています。
ストレッチによって筋肉がほぐされると疲労も軽減されます。
体が緊張していると心も張り詰めてしまうものです。
自分では気づきにくいのですが、知らず知らずに疲労が蓄積して体がガチガチになっている事はよくあることです。
夜寝る前や朝起きた時などにストレッチを習慣づけておくのも予防として良いかもしれませんね。
軽く筋トレする
先ほどご紹介したスタティックストレッチもリラクゼーション効果があり頭や心をスッキリさせるには効果的なのですが、軽い筋トレもオススメです。