頼まれたことや、決定したことを辞退することは正直イヤなものです。
辞退することにより雰囲気が悪くなったり、嫌がらせをされることも多々あります。
だから辞退する旨を伝えずに、このままスルーしちゃおうと思ったことありませんか?
実際に面接を2つ受けて2つとも採用になった場合は待遇を良い方を選びます。
もう1つは辞退をしないといけない状況ですよね。
そんな時にスルーして無視する人は案外多いのです。
これは大人と言うか、社会人として失格の行動です。
でも、何故素直に辞退する旨を伝えずに無視することを選んでしまうと思いますか?
それは過去に辞退を申し出てイヤな言葉や気分悪い雰囲気を味わったからです。
面接じゃなくても、頼まれたことや期待されていることを断ることは人生で必ずあります。
辞退することでイヤな雰囲気になる記憶が頭に残っているから、無視したくなるのです。
辞退してイヤな雰囲気になることは自分自身にも責任があるのことです。
チョットした言葉や誠意のない態度が相手を余計にイラつかせてしまうのかも知れません。
️辞退を申し出たいとき、どうやって伝えよう
相手は、あなたに期待をして頼んでいます。
その期待に応えることができない時、辞退を申し出るしかありません。
ですが、辞退の申し出を相手に伝えるときに言葉や態度に気をつけないといけない。
言葉足らずが相手の心を傷つけることもあります。
誠意が感じないと思われてイライラされることもあります。
辞退を申し出ることは、90%は憂鬱なものです。
でも憂鬱な気持ちが前に出すぎるとテンション低いまま相手に伝えないといけなくなります。
だからと言って、テンション高く辞退を申し出されてもイラッとさせてしまいます。
辞退を申し出るときは、期待をして自分を選んでくれたことに感謝することが大事です。
感謝する気持ちを忘れなければ気持ちは相手に通じるものです。
辞退を申し出たいとき、どうやって伝えるか?ポイントを教えます。
せっかくの機会だけど事情がある
好きで辞退を申し出ているワケではない、その気持ちを伝えるべきです。
「せっかくの機会だけど事情がある」簡単に言えば、この気持ちを伝えるのです。
ただ、この言葉をダイレクトに伝えると辞退と言うよりも上から目線で告げている感じになってしまい、相手は不愉快な気分になります。
「せっかく自分を選んで頂いて大変嬉しく思っています。
ですが、あいにく諸事情があり、今回の件は、お断りさせて頂きます。
」など丁寧に言葉をプラスするだけで印象は変わります。
相手にしてみれば、あなたの気持ちは分かりました。
でも断る事情は何?と疑問に感じるところです。
事情を納得させることが辞退をしてもトラブルにならない重要なポイントです。
なるべく、辞退をする事情は素直に伝えた方が良いです。
しかし辞退の事情を言えない場合は相手が納得する仮の事情を見つけてください。
素直に伝えることで相手が不快に感じないか、伝える前に考えることが大事です。
その為には、嘘も方便ではないですが、上手に事情をごまかすテクニックも必要です。
なるべく丁重に伝えたい…
なるべく丁重に伝える為に、どうすれば良いか?それは頭を使うことです。
感情のまま相手に伝えると言葉を選ぶことができません。
相手の顔色や雰囲気を見ることもなく、タイミングも読むことができません。
同じことを言っても「しょうがないわね」と済まされる人もいれば、「それは納得できない、ちょっと失礼じゃない?」と嫌味を言われ続ける人もいるのです。
イヤな出来事は早く済ませてしまった方が楽だと思っているからです。
辞退を申し出ることはイヤなことです。
サッサとイヤなことは済ませてしまった方がいいと思うと感情のままに伝えてしまいます。
冷静になり、頭で辞退する言葉を選び考えます。
相手のタイミングを見ることで丁重に伝えることができます。
ただ「今回はお断りします」と告げることと、「大変嬉しいお話ですが、◯◯の事情により、今回はお断りさせてください。」と告げるのでは全然違いますよね。
物事は考えて、丁重にするだけで相手の受け取り方は全く変わってきます。
️辞退のシチュエーション
辞退を申し出る時のシチュエーションは色々あります。
仕事で辞退をするときは特に失敗が許されない、今後の出世や仕事関係にも影響を及ぼしてしまう大事なことです。
また、アルバイトや就職先であっても同じことです。
どうせアルバイトだから適当に辞退すればいいと考えていると、今後も何かトラブルや辞退したい出来事が起こると適当に対処する人間になってしまうのです。
そのような姿は必ず第三者に見られているものです。
「あ、この人はチャランポランな人間なんだ」と思われてしまいます。
人間性まで疑われることです。
チャランポランに物事を片付ける人は必ず自分自身にシッペ返しで戻ってきてしまいます。
ヒトツのトラブルを上手に片付けられる人は、今後もしっかりと処理ができる人になります。
辞退の申し出ることは、人間性が見られることです。
仕事での辞退
仕事関係で辞退を申し出るときは言葉や態度に特に注意しないといけません。
仕事関係は後々、出世に影響してくるからです。
そもそも、仕事で頼まれたことを断るという考えはサラリーマンにとってはありえないことです。
自分には無理でもノリ気じゃないとしても任命されたら、やるしかないのです。
仕事を断ると言うことは、仕事を放棄するということになります。
今後、何も仕事を与えてくれなくなることも覚悟の上かもしれません。
仕事を任命した相手が上司であれば、尚更です。
仕事での辞退は非常に対応が難しいことなのです。
仕事を任される
仕事を任されることは責任を負うことです。
だからこそ、やりがいというものが感じることができます。
何故、あなたに仕事を任命したのか?それは、あなただから出来ると思って任命したのです。
上司から期待をされていることを断るということは、上司の顔を潰してしまうことにもなります。
とくに大きな企業であれば、直の上司が任命しているワケです。
任命した上司の上にも上司がいるので、直の上司が見る目がないということになります。
仕事を任命されたとき、辞退する理由としては認めざるおえない理由にすることが大事です。
例えば「家庭の事情で仕事を受け入れることができない」であれば、会社は無理やりに任命するこができない。
ただ、任命されて結果を出すことができない、自分の好きじゃない仕事だから断る。
これは納得してもらえない辞退の理由になります。
新しいプロジェクト
仕事をしていて、やっぱり日頃の努力が報われる瞬間は新しいプロジェクトを任されること。
これはサラリーマンにとって腕が試されるチャンスでもあります。
新しいプロジェクトが成功するか、しないか?結果をとわれるものです。
新しいプロジェクトをまかされて辞退をする理由は、なんでしょうか?恐らく、その新しいプロジェクトが成功するとは思えない、自分の考えと異なることをすることです。
また、同じ新しいプロジェクトに加わる仲間とチカラを合わせて頑張ることが出来ない。
自分自身が納得できない理由を正直に伝えることは悪いことではないと思います。
やはり新しいプロジェクトに任命してくれた上司と落ち着いた場所で1対1になり、正直な気持ちを打ち明けることで、辞退する旨を伝えることが良いでしょう。
ただ、上司によっては納得する人もいれば、「甘い」と一喝されてしまうこともあります。
納得してもらえない場合、その後、仕事に影響を及ぼすことも覚悟しないといけない。
だからこそ、誠心誠意伝えることが大事になってきます。
飲み会の幹事
飲み会は好きだけれど、飲み会の幹事になることは地獄です。
段取りが悪いと最終的に会費を回収することができないと自腹を払わないといけなくなることもありますし、集まる人数が減ったり増えたりと予約した飲食店に知らせないといけない。
飲み会の幹事は、お酒を飲まない人の方が向いています。
しかし、新人だったりすれば飲み会の幹事を頼まれることはよくあることです。
また営業よりも人事や事務関係の部署にいる人も飲み会の幹事を頼まれることが多いです。
とくに立場的に弱い、新人だとすれば飲み会の幹事を断ることは難しいです。
飲み会の幹事を断るとき、その日は予定があることを伝えるようになります。
しかし前もって予定があるということは嘘くさくなり断りにくい理由です。
思い切って、飲み会の日は予定があることにして会社を休むと伝えて辞退しても良いかもしれません。
会社には仕事して、勤務後の飲み会だけ予定があると言うと怪しまれる確立も高いです。
また、会社の休日に飲み会であれば、「結婚式に出席しないといけない」という理由で辞退することもありです。
飲み会の幹事を辞退するとき、中途半端な嘘は後々バレて面倒なことになります。
思い切った理由で辞退することを申し出た方が良いでしょう。
就職活動での内定
法的に言うと「入社日の前まで」であれば内定を辞退することがでることになっています。
就職活動での内定を辞退することは伝えにくいことは確かですが、自分自身の中で「この会社は違う」と思えば辞退を申し出ることは許されることです。
あくまで内定であり、実際に就業しているワケではありません。
しかし企業は、あなたを内定することで別の人物を断っているワケです。
また、あなたの代わりの人材を探さないと行けません。
ですから、就業していないのだから関係ないでは済まされないことです。
就職活動での内定を頂き、辞退を申し出る場合は1日でも早く伝えることが大事です。
メールで辞退する旨を伝えるよりも、電話で担当者に伝えることが良いでしょう。
その場合も必ず、内定を頂いた感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
通常の会社であれば、10:00~17:00の間に電話をしましょう。
特に10:00~12:00や14:00~17:の休憩時間を抜いた時間が良いです。
9:00開始の企業であれば、10:00頃など、就業開始1時間後などであれば社内も落ち着いている頃です。
アルバイトでの役職
アルバイトであれば、正社員と違う部分があります。
アルバイトで辞める旨を伝える場合は法的に2週間前までに決められています。
ですが、それはあくまで法律上で認められた辞退できる権利です。
実際に雇っている企業によってはキツイのシフトで組んでいるところもたくさんあります。
いきなり2週間前に退職する旨を伝えられても困惑してしまいます。
アルバイトと言え、勤務年数によっては重要なポジションであり役割も大きいものです。
辞退を申し出て、2週間では新しいスタッフの採用も教育もできません。
お世話になった、アルバイト先での辞退は1~2ヶ月前に伝えることが良いでしょう。
アルバイトだから電話やメールで辞退する旨を伝えて良いワケではありません。
やはり正社員もアルバイトも仕事は責任を持ち、辞退するときも責任を持ち申し出るもの。
後任者への引き継ぎがスムーズに行くように辞退するようにしましょう。
また、繁忙期を避けて伝えるとより企業に迷惑をかけることなく辞退することができます。
学校での辞退
学校関係で辞退を申し出るシーンは生徒会長や部活関係、学校の様々なイベントなどがあります。
学校内での出来事は法的な義務は基本的にありません。
しかしながら、人間関係が関わってくる大事なことばかりかりです。
イヤだから辞退するような簡単な理由では自分勝手な人と見られてしまいます。
また法的に義務がないからこそ、感情的なことが多く後々の付き合いが難しいのです。
学校関係の辞退を上手にしないと、学校生活はもちろんですが近所付き合いにも影響をしてくることです。
学校に通っている生徒同士であれば本音で伝えることで納得してもらうことができます。
しかし、生徒の親が関わってくると簡単にはいかない。
学校での辞退は気を遣うことが重要になってきます。
生徒会などのリーダーポジション
生徒会活動は任意のことです。
ですから周囲から強制的にしないといけないということはありません。
生徒会やリーダーポジションを辞退したいと思えば辞退することはできます。
生徒会活動が自分にとって過度の負担になっているとすれば無理やりする義務はありません。
とくに生徒会などのリーダーポジションを決める立候補段階で別の人も同じように、立候補した時に辞退したいと思えば、辞退を申し出ても何の問題もありません。
ですが、生徒会などのリーダーポジションが自分に決まった場合であれば、辞退することは難しくなります。
再び、立候補を募らせなくてはならないからです。
法的に義務はないとしても、手間や時間を再びかけることになります。
場合によっては自分勝手な人と批判されることもあるでしょう。
生徒会などのリーダーポジションを辞退する場合は立候補の段階で決めるべきです。
なるべく早く、辞退する旨を伝えることが大事です。
任命後、辞退する場合は周囲に迷惑をかけることを考えて誠意ある行動をしましょう。
部活のキャプテン
部活のキャプテンも任意のことであり義務ではないので辞退することは出来ます。
自分にチカラがないと感じるのであれば断っても良いでしょう。
しかし部活のキャプテンに任命されるということは、キャプテンとして適任と思われているから任命をされているのです。
また、あなた自身を信頼して、付いてくる仲間がいるからです。
キャプテンになることは苦労も多いと思いますが、メリットもたくさんあることです。
自分が部活のキャプテンに適任じゃないということは自分で決めることではありません。
部活のキャプテンに適任か、それは部活仲間であり指導者が決めることです。
ですから、部活のキャプテンを辞退することは真剣に考えて決断しましょう。
学校行事での代表
学校行事は教科学習とは別に行われる催事的な特別活動です。
学芸会・遠足・運動会・修学旅行、文化祭などにリーダーとして代表を決めます。
学校行事での代表を辞退する場合も義務はありませんが、やはり辞退するなりの理由は考えておきたいところです。
「自分には代表になるチカラがない」という理由で辞退すれば、「いや、そんなことはない。
やってみないと分からない」など逆に説得されてしまう可能性があります。
学校行事を行うことは、やはり時間がとられてしまうものです。
家庭の事情で時間をとることができない等の理由が適していると思います。
学校行事での代表を辞退する場合、適任と思われる相手を見つけると物事がスムーズに行きます。
事前に自分が辞退することを考えていれば、自分の変わりを見つけるようにしましょう。
全校生徒の前でのスピーチ
全校生徒の前でのスピーチも目立ちたがり屋さんであれば楽しいことかもしれません。
全校生徒の前でのスピーチすることは注目を浴びることです。
絶対にイヤだ!という方もいるでしょう。
こちらの場合は素直に「自分には出来ない」ことを伝え辞退しても良いと思います。
全校生徒の前でのスピーチをしないといけない状況であれば、代役を見つけると良いでしょう。
なかには全校生徒の前でのスピーチをしても構わないという方もいます。
また、どうしても受け入れてもらえない場合は紙などにスピーチ内容を書き、話すことをするしかありません。
とは言え、全校生徒の前でのスピーチは義務ではありませんから断ることができます。
強制的にさせられることはありません。
PTA役員
PTAの役割は子供達の福利のために活動する組織です。
地域の見周り、学校のイベントを開催することで、地域の安全や子供達を守る活動をすること、他の保護者と仲良くなり、日常的には交流もできます。
しかしPTA役員になることはメリットよりもデメリットが目立つ。
それは圧倒的に時間が必要となり、家庭のことが疎かになることがあります。
PTAの役員になることは正直、面倒なことを頼まれてしまうことも多いです。
またPTA同時のトラブルに巻き込まれることも多々あるのです。
PTA同士の人間関係が面倒だから、やりたくない、PTAの役員は逃げる方もいます。
PTAの役員を断るのであれば、やはり家庭の事情で「介護」「家族からの許可がでない」などを辞退の理由として伝えても良いでしょう。
また共働きをしているご家庭であれば、仕事で参加することができないことを伝えれば仕方ないと周囲も納得してくれます。
「子育てが忙しい」ということは、皆同じ状況ですから理解してもらうことは難しいです。
結局、どんな理由をつけても文句や陰口をたたく方はいます。
それはそれで覚悟して、気にしないことが1番です。
生活での辞退
日常生活でも辞退するべき出来事は多いです。
とくに日常生活だと顔を合わせないで良い相手の辞退なら気軽にできますが、毎日のように顔を合わせる近所付き合いとなると辞退を申し出ることは気を遣います。
適当な嘘で辞退を申し出て、後々バレることになると生活に影響を及ぼしてしまいます。
近所付き合いは、非常に面倒な人間関係です。
その場所に住んでいる以上、避けては通ることができないのです。
日常生活にはドン的な存在が必ずいるものです。
法的に辞退をすることが義務ではないとしても、日常生活の人間関係では通じません。
要はドン的存在が納得するか?しないか?です。
辞退するときも、なるべく波風を立てずに理由を考えたいところです。
町内会の班長
もちろん町内会での班長をするもしないも自由です。
辞退をするとしても法的縛りはありません。
しかし一番、辞退をするうえで人間関係がやっかいなことかも知れません。
例えば「班長になってくださいよ」と一人に言われ、周囲も「そうですね!◯◯さんしかいないわ」と言われたときに辞退する空気じゃない。
また、順番で班長の役割が回ってくる町内会もあります。
この場合、皆が班長をやらないといけないとすれば断ることは困難です。
町内会の班長は日常的にも時間がかかり、誰もがやりたくないものです。
「私は忙しいから・・・」という理由では周囲も納得してくれません。
辞退する理由は、周囲を納得させることが重要になります。
まずは町内会のリーダー的な存在に相談して味方を作ることも良いでしょう。
町内会の辞退を間違えると住んで行くのも大変になってしまうので注意が必要です。
所属団体でのイベント参加
所属団体でのイベント参加を辞退する場合も周囲を納得させることが重要です。
所属団体でのイベント参加できない理由をリーダー的な存在に説明するようにしましょう。
仲の良い相手に先に伝えてしまうと、イベントのリーダーは「そんなこと聞いてない」となり、気分が良くないものです。
所属団体でのイベントはリーダーがあり、様々な人が動いているものです。
辞退することも、まずは運営団体関係者に伝えるとスムーズに話が進みます。
順番を間違えると団体の流れを混乱させてしまいます。
辞退をする旨を伝えるときは、曖昧な言い方をせずにハッキリと伝えてください。
旅行や遊びなどのお誘い
旅行や遊びなどのお誘いであれば、差ほど重要なことと認識してない人もいます。
しかし、旅行や遊びは相手も楽しみにしているものです。
直前になり断られることは、後々まで恨まれる原因にもなり、友人関係を壊してしまうことにもなります。
特に旅行は前もって予定を立てているものです。
「予定が入った」という理由で辞退することは許されません。
とくに旅行も遊びも辞退を申し出る日は、1日でも早く伝えるようにしましょう。
当日どうしても断らないといけない理由であれば、キャンセル料金などを支払うことや、旅行先の宿への連絡をすることまでした方が良いでしょう。
️辞退を相手に丁重に伝える7個の方法
辞退を申し出るときにトラブルになる原因は、辞退する理由よりも「言い方」や「態度」です。
本当に辞退することを申し訳なく思っているのか?相手は見ています。
それが長年の先輩であっても、仲良しの友人であっても同じことです。
やはり辞退を申し出る態度がカチンとくれば、「この人とは付き合わないようにしよう」と思われてしまいます。
それが個人だけであれば良いですが、結局は辞退すると言われた側は関係のない第三者にも「あの人、誘っても直前になり事態するよ。
しかも態度悪い」と言いかねない。
そうすると噂は広がり「ドタキャンする人」というレッテルを貼られてしまいます。
一度のドタキャンでも不快と相手が感じたら、噂にされてしまうものです。
人間は良い印象よりも不快に感じたことの方が早く噂にする。
信用できない人間とイメージされないように辞退を相手に丁重に伝えるようにしましょう。
辞退の旨をはっきり伝える
まずは辞退の旨をはっきり伝えるようにしましょう。
誘われたときに「じゃあ、行けるようなら、行くね」という返事がありますが、誘った方としては一番困る回答です。
誘われた本人とっては「自分1人いないとしても」と思いがちですが、誘った方にすると1人が欠員になるとならないとでは違うものです。
席やコースの予約であればキャンセルできない場合もあります。
一応、来るか?来ないか?その為にコースを予約して、来ない場合は負担をしなくてはならないのです。
「行けたら、行く」など曖昧な回答は逆に迷惑です。
そのうち、「あの人、はっきりしないから声かけるのやめよう」と噂になってしまいます。
優柔不断な態度はしない方が良いでしょう。
どうしても即、決めることができない状況であれば「確認したいから、今日中に返事してもいい?」など期日を決めて答えを出すようにしてください。
辞退の理由をしっかり述べる
辞退の理由をしっかり述べるようにしましょう。
例えば「今回の件、辞退させてもらうわ」「え?どうして」「理由は言えないけど、とにかく辞退したいから」と話を終わらせることはNGです。
辞退を言われた相手は「何で?」という疑問が頭に残ってしまいます。
「もしかして、◯◯さんが来るから?」「もしかして私のことがイヤだから?」あらゆる妄想をして勝手に辞退する理由を自分の中で作ってしまうからです。
もし、同じメンバーが「何で、辞退するの?」と聞いてきたときに「理由をハッキリ言わないから、たぶん◯◯さんが嫌いだからじゃない?」と答えてしまう。
噂というものは、自分の意志に関係なく先走りしてしまうものです。
辞退する理由が親族の結婚式に出席する為で前々から決まっていたこととすれば、周囲は「それは仕方ないよね」と納得する理由です。
辞退の理由をしっかり述べないと相手は勝手に妄想して理由を考えてしまうのです。
下からの姿勢をキープ
先輩の立場や上司の立場であっても辞退するときは、下からの姿勢をキープしましょう。
その場では相手も「分かりました」と答えてくれますが、上から姿勢で辞退することを言われると誰だって不愉快な気分になります。
まして、最初は参加するつもりで段取りを決めて、何らかの事情で辞退をする。
これは辞退という言葉で片付けますが、簡単に言えばドタキャンです。
ドタキャンはイメージが非常に悪いです。
どうしても事情があり、辞退する場合に「迷惑かけて申し訳ない。
今回は辞退させて頂くけれど、この仮は埋め合わせするから」と一言プラスするだけで、相手は「いえいえ、気にしないでください、仕方ないですよ」と返事をすることができます。
また辞退したことを周囲に告げるときも「先輩は、どうしても抜けられない事情があるみたいです。
今度、埋め合わせすると謝っていたよ」と伝えることができます。
当日、辞退するとしてもキャンセル料を渡すなり、上の立場でも低姿勢で接することが大事です。
申し訳ない気持ちを伝える
基本は申し訳ない気持ちを伝えることが大事です。
「辞退するけど、キャンセル料は支払ったし、文句ないでしょ?」という態度は違います。
人間は基本的に感情の生き物です。
お金で解決したから、悪いとも感じていない態度は相手を不快にします。
例えば、飲み会にしても、何かの行事にしても段取りを組んで進めています。
たくさんの方が時間を割いて動いているのです。
準備万端に行くように物事を進めていて、途中で辞退することは話の腰を折ることです。
誰かが辞退することにより、また進行や段取りを変えなくてはいけない。
自分1人くらい辞退しても問題はない・・と心のどこかで思っていると、傲慢な態度になり申し訳ない気持ちがなくなります。
相手の気持ちを考え、迷惑をかけてしまうことを忘れないようにしましょう。
丁重な言葉遣いを意識
辞退するときは、丁重な言葉遣いを意識するようにしましょう。
「今回は◯◯の理由があって、辞退させてもらいます。
迷惑かけて申し訳ない」と言われるのと、「ごめん、辞退するわ」と軽々しく言われるのでは、受け止め方が違います。
よく「親しき中にも礼儀あり」という言葉があります。
まさに、どんなに親しい友人関係でも辞退することは相手に迷惑をかけることです。
仲良しだから馴れ合いの言葉になることは違います。
軽々しく「ごめん、辞退するわ」という人に限って、逆の立場になると怒るものです。
まして、仕事関係であれば軽々しい言葉で辞退することは命とりです。
「ごめん、辞退するわ」とまで言わないにしても「すいません、今回は辞退します」よりも、理由を述べて敬語を使い辞退をする旨を申し出ることが筋です。
辞退を申し出るときは、丁重な言葉遣いを意識するようにしてください。
早めに連絡をする
辞退しなくてはならないこと、それは誰でもありえることです。
なるべく辞退しないように返事をするべきですが、急な用事で辞退しないといけないとき、最低限として早めに連絡をすることを心がけてください。
「辞退すると怒られるかな?イヤな空気になるし、言いにくい」とマゴマゴしていると、当日にキャンセルになります。
当日は、あなたが完璧に来ると思って周囲は動いているのです。
当日ではやり直しが出来ないこともあります。
例えばバイト先が決まったのに辞退する旨を伝えずに当日になり「やっぱり辞退します」と言われても迷惑極まりない行為です。
早めに連絡をすることで、あなたの代わりを見つけることができるのです。
もっと悪いことは辞退する旨を伝えない人もいます。
当日になり来ない・・・これは社会人としても人間としても信用できない人になります。
言いにくいかもしれませんが、早めに連絡をすることで相手は対応できるのです。
伝えるツールを選ぶ
辞退する旨を伝えるとき、どんな方法があるか?直接伝える方法や電話や最近ではメールで辞退を伝える方法もあります。
辞退する状況に合わせてツールもなるべく合わせた方が良いでしょう。
申し訳なく反省している気持ちを伝えてもツールを間違えると、相手の受け取り方も違います。
また辞退する日数によってもツールの選び方は重要です。
なるべく相手に迷惑をかけずに、気持ちが伝わるツールを選ぶようにしましょう。
直接伝える
辞退を申し出るとき、一番良い方法としては直接伝えることです。
直接伝えることのメリットは相手の表情を見ることが出来るので説明もしやすいです。
また、相手が納得してくれた安心感も得ることができます。
しかし直接伝えるデメリットは、やはり相手の表情が見えることでもあるのです。
「あぁ、イヤな顔しているな」「怒っているな」と思うから、辞退を申し出ることを躊躇してしまう原因でもあります。
でも辞退することを伝えられた側は、直接伝えることで納得することも多いのです。
辞退されたけれど、責任感ある行動をしてくれたから許す気持ちにもなります。
責任感がある行動は、直接伝えることです。
まして直接、誘われた行事や飲み会を断るのであれば、直接伝えて辞退するのが筋です。
電話で伝える
次に辞退の旨を伝えるなら、電話が良いでしょう。
電話は直接会うことができない、遠方の人に伝えることができます。
直接会って伝えることが躊躇してしまうのであれば、電話で伝える方法が良いでしょう。
電話はお互い会話をすることできます。
その為、直接会わないとしても責任感ある行動として辞退することができます。
電話で伝えることもデメリットがやはりあります。
相手の顔を見ることはないですが、声を聞いて会話をします。
相手の声のトーンが低かったり、無言になったりすることを考えると辞退を申し出ることがイヤという人もいます。
ただ、内定など封書で連絡や電話で連絡が来た相手にとっては、電話で辞退を申し出ることが筋かもしれません。
メールで伝える
最後にメールで辞退を伝えることも出来ます。
特に今の時代はメールで伝える方が電話よりも案外多いかもしれません。
直接会って伝えることや電話で伝えることと違ってメールは一番、辞退の旨を伝えやすいです。
相手の顔を見ることも声を聞くこともないので、不安感はありません。
ただ責任感が薄いと思われる確立は一番高いかもしれません。
とくに仕事関係はメールで伝えるだけじゃなく、電話もプラスしたいところです。
内定を辞退する際もメールよりは電話が良いでしょう。
近所付き合い、友人関係の誘いや遠方の人に対してはメールでも良いかもしれません。
メールは送信してしまえば、取り消すことができないものです。
だからこそ、辞退する文面は考えて送信するようにしましょう。
相手の反応が怖いから辞退しないで放置することは一番良くないことです。
放置するくらいなら、メールで一言でも辞退する旨を伝えることが大事です。
️辞退を伝えるときにはしっかり言い方を考えて
辞退することは気が重いものです。
辞退を伝えて、相手が納得しないことや文句を言われることもあります。
そんなことを考えると辞退を申し出ることが憂鬱ですよね?ですが、辞退を申し出てイヤな顔をされたとしても、それは一時です。
誠意ある言葉でしっかり伝えると、最終的に相手は納得してくれるものです。
一時的にガッカリされたとしても「でも、仕方ないよね」となるのです。
逆に態度が悪い、辞退をはっきり伝えないと後々まで悪い印象は続きます。
印象が悪いイメージが周囲に広がりかねません。
辞退を伝えるときは、しっかり言い方を考えて誠意ある態度で伝えましょう。