それで皆からの注目を集めているのだから例えわずかの失敗も絶対に許されない。
失敗してしまったら、それまでの自分が自分でなくなってしまうため、自分の居場所も存在価値もなくしてしまう。
という思いに支配されているようです。
別に失敗なんて珍しくも何ともないのですがねえ。
とにかく完璧主義者にとって失敗は、絶対に犯してはならないタブー中のタブーなのです。
今の自分に満足していない
完璧主義の人にとって自分自身への満足感というものは永遠に訪れません。
昨日までの自分よりも、明日への自分。
明日になれば更にまた進化した自分を求めて高みを目指す。
この繰り返しです。
なるほど、たゆまぬ努力を繰り返し、向上心をもって常に進化・上昇しようとする姿勢があることは素晴らしいことです。
頭が下がる思いです。
ただ、自身の器が小さかったら、いくら頑張って努力しても器に入りきらず漏れていくばかり。
結局、さしたる進化のないまま一生を終える。
大体、世の中の完璧主義者の全てが大成したならば世の中はどれだけよくなっていることでしょう。
いずれにしても、完璧主義者は永遠に今の自分に満足していません。
まだまだ自分は偉い人間になれるんだ、という信念は人一倍、強いのです。
半分以上当てはまれば完璧主義者!
如何でしょうか?ここまでチェックしてこられて、何個、自分に該当したでしょうか?
この設問が全部で12個。
6個以上、該当していたならば、あなたも十分、完璧主義の仲間入りができていますよ。
但し、喜んでいい事なのかは、これからの記事もよく読んでから判断してくださいね。
完璧主義を克服する
それでは完璧主義をどうやったら克服することが出来るのでしょうか?
やろうと思えば誰でもやれそうな7つの方法をご紹介致します。
ショートゴールを明確にする
何事を行うにしても目標を立てゴールを設定することは基本中の基本です。
しかし、そのゴール地点があまりに遠大で労力がかかり過ぎてしまっては、人の根気は続きません。
最終的に向かうべきゴールは同じでも途中段階で短いゴール地点をいくつも設定しましょう。
それによって短期間で目標達成という満足感は何度も味わえます。
モチベーションアップにもつながりますので是非とも手掛けましょう。
目的を見直す
そもそもの目的が無謀すぎて計画倒れになっていては、いつまでたっても成果というものは得られません。
あなたが掲げた目的は果たしてあなたの技量で達成可能なのかどうか。
自身の能力を課題に評価して立てた計画は、必ずや破綻してしまいます。
正しい目的があってこそそれに見合う目標も立てられますし、計画も実行性を帯びます。
大風呂敷を広げればいいというものでもないのですよ。
優先順位を作る
仕事が出来る人が実践する方法の一つがこの「優先順位」です。
完璧主義の人は自分がこうと決めた事に対してのみ固執してしまい、それが仕事のスピードを遅らせている事に気付きません。