誰しも、良いところもあれば悪いところもあり、性格の違いはあれど一長一短なのは紛れもない事実です。
しかし、そんなこと知る由もなく、人は、悪いところにばかり目が行ってしまい、些細な事で批判し合うことがよくあります。
腹黒い人の多くは、そういう人間心理をしっかり理解しているのかもしれません。
だからこそ、少しでも本性(特に悪い印象を与える性格など…)は隠したがってしまうのでしょう。
先程、自分を美化して少しでもよく見せようとするとお話しましたが、そのために、短所を徹底的に削ぎ落とし、少しでも美化しようとするのが、腹黒い人の特徴です。
とは言え、人間は不完全な生き物で、24時間365日短所を削ぎ落とし続けていると、息苦しくなってしまいます。
なので、腹黒い人は、二重人格者のように、オン・オフのスイッチを巧みに切り替え、都合の良い相手に対してのみ、本性を隠し、短所を徹底的に削ぎ落とした振る舞いをするのかもしれません。
4. 自分の利益ばかり考えている
『人間、損得勘定だけで動くことは好ましくない』という話をよく耳にします。
しかし、正直なところ損得勘定を一切捨てて生きられている人なんて、まずいないでしょう。
ですから、自分の利益を考えることは決して悪いことではないとは思いますが、腹黒い人たちの行動は、その傾向がより顕著に表れてしまっています。
冒頭でお話した、ターゲットとする人にだけぶりっこしてかわいらしさを演出する。
その一方で、他の知人・友人たちには悪態を付くという人たちの中には、根っからのぶりっこキャラではなく、単純に自分の利益優先で計算建てて動いているという人も少なくありません。
少しでも可愛いから優しくしてあげたいと、相手に思わせるような行動を彼女らは計算して、演技していることもあるでしょう。
あくまでこのぶりっ子タイプの腹黒い人の話は、腹黒い人の傾向の、ほんの一例にしか過ぎません。
この計算高いぶりっ子を演出する女性のように、常に利益優先で動こうとする傾向にあるので、こういう人を見かけたら注意が必要です。
5. 人の幸せを嫌う
腹黒い人は、とにかく自分の利益を優先にしているため、他者の幸せを嫌う傾向に有ります。
確かに、単純に嫉妬・妬みというケースもあります。
しかし、腹黒い人の心理としては、自分より幸せオーラを出してほしくないという思いが、他人より大きくなっているため、人の幸せを嫌うのかもしれません。
何故そのような心理が働くのかというと、とにかく自分の利益のために他者より良く見せようと必死なのです。
それなのに、周囲の誰かが幸せになってしまうと、これまでよく見せようと努力してきた自分が霞んで見えてしまいますよね。
そうなると素直に喜ぶことなど出来ないのです。
また、自分のことで精一杯で、心に余裕がないのも理由の一つといえるでしょう。
そういった背景もあり、腹黒い人は、他人以上に人の幸せを素直に喜ぶことが出来ないのかもしれません。
6. 嘘をつく
これも、先ほどお話した自分を美化したがるという話に似ていますね。
美化するということは、単純に言えば、自分をより良く見繕うということであり、そこには、嘘だって当然加味されています。
嘘をつくという行為の裏側には、単純にその場から逃げたい心理や、相手を思いやって付いてしまう心理もありますが、決してそればかりではありません。
嘘を付くことで、周囲の人に注目されたり、自分のコンプレックスを隠そうとしたりするのも、ある種嘘をつく人たちの心理と言われています。
腹黒い人は、より人より注目を受け、良い人と認識してもらうことで、いろんな優遇を受けたがっている気質を持っているので、自分をよく見せるために嘘を付くのでしょう。
多少嘘を付くことは誰でもあることです。
しかし、あまりにもその数が多く、嘘しかついていないというような人は、腹黒い人と考えてくださいね。