普段、感情を見せない冷静沈着なサイコパスが唯一、感情をあらわにする部分かもしれません。
関係が深くなるほど、サイコパスは相手のことが知りたくなる。
それは執着心が強くなり、相手を自分の所有物と考えるからです。
動物で言えば、ヘビのようなイメージがサイコパスです。
自分のテリトリーの中に入ってきた相手は、がんじがらめにしない気が済まないのです。
悲しまない
サイコパスは喜怒哀楽の感情があまりありません。
サイコパスな人から「可哀想ね」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?サイコパスな人にとっては、悲しい感情がありません。
悲しいことがある相手を見ても「人生なんて悲しいことの連続」「悲しい結果になったのは、自分が悪いから」と冷めた感情で見ています。
悲しみがないことは、痛みが分からない人間ということです。
悲しい出来事があったときに、どうやって這い上がれば良いか?頑張れば良いか?考えることができません。
悲しい出来事があったときに他人の優しさが心を救うことも分かりません。
それは、サイコパスな人が幼少期に救われたことがないからです。
悲しい記憶のまま、心に残り生きてきた人生だからこそ悲しみで止まっているのです。
傷付かない
サイコパスな人に対してキツイ言葉やキツイ態度をしても響きません。
心が傷付きへこむことがないからです。
サイコパスな人が発言した冷酷な言葉に友達が傷付き泣いていても、サイコパスな人は「自分が相手を傷付けてしまった」などと考えません。
第三者が忠告をしても、心に響くことがありません。
感情というものは、幼いときに芽生え育てられるものです。
幼少期に喜怒哀楽を経験すると、その後の人生も感情豊かな性格になることができます。
しかしサイコパスは感情を育てられていません。
相手に対して同情することができる人間らしさがありません。
傷付かないから、相手の痛みが分からないし、冷酷な態度や言葉を軽々しく発言できるのです。
感情が浅い
サイコパスな人を一言で表せば、感情が浅いということです。
感情が浅いからこそ、物事を深く考えることがないのです。
深く考えると「これをすれば相手に迷惑がかかる」「相手を傷つけるかもしれない」と相手のことを考えてしまします。
自分だけを考えることができません。
感情は終りがなく「相手に迷惑がかかる」と思えば、「じゃあ、どうするべきか」と様々な方法を次から次に考えて行きます。
サイコパスは感情が浅いので「相手に迷惑がかかる」イコール「関係ない」で終ります。
サイコパスな人は基本的にイエスとノーしかないのです。
物事を深く考える時間は意味がなく、自分の得にならないと考えています。
地位の高い人に意外と多い
感情が薄いからこそ、サイコパスは社会で成功すると言えます。
サイコパスな人は、地位の高い人に意外と多いからです。
例えば、大企業の社長や政治家や医師、弁護士などは感情をだして仕事をしていたら足元を救われる結果になるからです。
よくある刑事ドラマでも官僚クラスは、ほとんど冷たい人間性を演じています。
現場で指揮をとる刑事は人間くさい一面が見られます。
だからこそ、全体のバランスが保たれているのです。