人はなぜタバコをすうのでしょうか?

筆者は受験勉強を始めた高校3年のとき吸い始めるようになり、以来禁煙と喫煙を何度も繰り返してきました。

振り返ってみると、喫煙していた時期は悩みの多かった苦しい時期に重なっています。

タバコを吸うと脳の毛細血管が詰まり、加熱していた脳を冷却させる効果があるそうです。

確かに大きなリラックス効果はありました。

瞬間的にホッとするのです。

落ち着いたような気がします。

ただしさまざまな研究により、それを大きく上回る健康被害のあることはもはや世界の常識となっています。

そに常識の普及を受け日本の成人男性の喫煙率はこの半世紀、一貫して大幅に下がってきました。

ピークだった1966年には83.7%もありました。

それがWTOの2016年に発表したデータによると日本人男性の喫煙率は33.7%になっています。

これは調査対象の197国中60位です。

一方日本人女性の喫煙率は10.6%で58位です。

これは世界の中でどういうポジションなのでしょうか。

少し他国のデータを見てみましょう。

まず面白いのはドイツです。

ドイツの喫煙率は男性32.4%(62位)、女性28.3%(10位)と男女でほぼ変わりません。

もう一つは中国です。

中国の喫煙率は男性47.6%(20位)、女性1.8%(107位)とこちらはまた極端な差があります。

筆者は中国貿易にたずさわること四半世紀以上、中国駐在生活15年、中国人と結婚して12年のキャリアを持っています。

この間数えきれない公私にわたる中国式宴会に参加してきました。

しかしその席で、冗談以外で習慣としてタバコを吸う女性は見たことがありません。

したがってこの数字は体験からしても全く正しいものです。

日本男女の喫煙率はドイツと中国の中間に位置している、といえます。

世界の中ではごく普通といった評価でよいのでしょうか。

タバコを吸う女は世間からどう見られている?

日本男性の喫煙率は今でも下がり続けています。

女性の喫煙率は1980~2005年までは14%前後ありました。

それが2011年には10.6%に下がり、それ以降ほとんど同じ水準です。

ここで下がった原因は20代女性の喫煙率にあります。

1990年~2005年まで20代女性の喫煙率は20%前後で推移していました。

それが2011年には13.5%に下がり、2012年には11.4%に下がっています。

20歳代の喫煙率がこのころ半分近くまで下がりました。

これが女性の全体喫煙率を押し下げました。

なぜ若い女性たちの間でタバコを吸う人が減ったのでしょうか。

それは喫煙している一世代上の先輩たちの姿が、カッコ悪く見え始めたことにあるのではないでしょうか。

タバコを吸う女は嫌われるということ概ね受け入れたとい思うのです。

これは筆者が繊維業界にいたときの経験から推測したことです。

その根拠はティーンズショップと呼ばれる小売り業態が長続きしないのをつねに見てきたからです。

鈴丹、ブルーグラス、パレモといったショップは衰退していきました。

一時一世を風靡したハニーズもパッとしません。

結局しまむらのティーンズ売場が安定して強い、というようなことになっています。

あとに続く世代が、あのショップで服を買うのはカッコ悪い、先輩たちのようになりたくない、と思われると売上が落ちるのです。

それを繰り返すともう閉店です。

2011年ごろ女性喫煙者たちの間にもこういうことがおこったのではないか、と思ったのです。

今でも喫煙者として残っている約10%の20代女性は、いつの時代にも一定の割合で存在する、人の話を聞きいれない、自己表現の強い人たちと思われます。

したがって20代女性の喫煙率は、これ以上は下がらないのではないでしょうか。

タバコを吸う女が嫌われる7個の理由

ではなぜタバコを吸う女は嫌われるのしょうか。

筆者は90年代後半、東京・神田神保町の社員数250人くらいの商社で働いていました。

いわゆる独身OLは70~80人もいたでしょうか。

ちょうど20代女性の喫煙率が最も高かったころです。

私服勤務だったせいもあって、なかなか華やかな雰囲気でした。

20代女性の喫煙率はやはり20%以上だったと思います。

それは26歳以上の独身で彼氏がいない、と噂されている女性に集中していました。

それもどちらかというと地味な、遊んでいる印象の全くないグループです。

彼女たちは、男性社員からは、イライラの解消か、または開き直っているのでは、と思われ、ますます敬遠されるようになっていきました。

2010年以降の20代世代になってからは、こういう人たちが減ってきたというこではないでしょうか。

1.将来子供を産むときが心配になる

タバコに含まれるニコチンは出産どころか、そのはるか以前から母体に影響を与え始めます。

生理不順や月経困難症などで、妊娠の可能性そのものを低めます。

また閉経が早まり老化を招くなど、生涯にわたり影響が残ります。

普通に考えれば、もう子供を生むことはない、と決意するまでは吸わないでしょう。

妊娠しても辞めれなかったら確実に子供に悪影響

妊娠中にタバコを吸うと、脳への血流が滞るのと同じように、胎盤から胎児への血流も悪くなります。

その結果、早産、死産、低体重出生児、早期破水、前置胎盤などのリスクが大幅に高まります。

これらは確認されています。

それ以外にも子宮外妊娠や先天性異常との報告も上がっているということです。

これらの話を聞いても辞められないとは、どうかしています。

2.親に紹介しずらい

イライラ解消グループだった地味な女性たちは、恋愛が成立し、相手の親に紹介という段階までくれば、すっぱりタバコをやめているでしょう。

ニコチン中毒だったわけではありませんし、遊び人でもありませんから。

ただし現代まで生き残っている女性スモーカーは、他人の印象をあまり考慮しない残り10%のグループでしょうから、これは確かに紹介しずらいでしょう。

昔の人は女性のタバコが嫌いだから紹介できない

普通の男性は高嶺の花と結婚したいという気持ちを持っていますが、それが叶わなくとも、少なくとも母親にはまじめなお嬢さんを紹介したい、と思っているでしょう。

両親がどう思うか、昔の人はタバコを吸う女は嫌いだからなあ、ということ以前に、男性には自分で作った壁があります。

3.遊んでいると思ってしまう

タバコを吸う女性は遊んでいるグループに所属していたイメージがあります。

筆者が最初に就職したのは総合スーパーでした。

最初の5年間は店舗勤務でした。

そのころ、愛知県・名古屋市内の繁華街にある店から、車で1時間ほどのところにある同じ愛知県・豊田市の店に異動しました。

2つの店の女性従業員たちの雰囲気は全く正反対でした。

繁華街の店では、開店したとき周囲の歓楽街の女性をパートで雇いました。

厚化粧で派手、タバコはプカプカという連中です。

田舎から出てきた高卒の女の子たちはたちまちこうした色に染まってしまい、それは伝統になって引き継がれていきました。

そして遊びも極めてお盛んで、男女関係のニュースに事欠くことはありませんでした。

これに対し、豊田市の店のパートさんはほとんどトヨタ本体と関連企業の奥さんたちです。

堅苦しいわけではありませんが、世界企業(当時はまだ世界企業とは言えませんでしたが)のしっかりした風紀が街全体にわたって保たれている印象でした。

そこへ配属された高卒女子はやはりその色に染まります。

タバコを吸う女子など一人もいませんでした。

おかしな男女交際もありません。

筆者にはこのときの印象がつよく、タバコを吸う女性をみると周囲に影響されやすい、自我の確立していない軽い人間という想いは抜けませんでした。

ヤンキーやギャルのイメージがある

周囲に影響されつるんでいる人、良くない遊び仲間の一員、またはかつてその一員というイメージは、ヤンキーや何とかギャルのそれに簡単につながっていきます。

好印象を持つ人は、まずいません。

かつてそのグループに所属していたり、近かったような人でも、年齢を経た今では同じように思うのではないでしょうか。

4.元彼がちらつく


厚化粧、濃い口紅、その色がべっとりついたタバコの吸い殻、などを見れば、以前あまり良くない男と付き合っていたのでは、という疑いが頭をよぎります。

それだけで一般男子の頭の中に壁を作ってしまうでよう。

いったんできてしまうとそれを乗り越えるには大変です。

元から壊さなければなりません。

タバコを吸うきっかけが元彼を引きずってそう

元彼がきっかけでタバコを吸い始めた、と想像すると今の彼の煩悩はさらに深まります。

それを察してきっぱりタバコをやめるのことこそ、正しい女性の恋愛道というものではないでしょうか。

さっそく実行しましょう。

5.服に匂いが染み付くのが嫌

筆者は喫煙と禁煙を繰り返しました。

タバコを吸っていた時期を通算すると、かなり長期に及んでいます。

しかしタバコを吸わない時期はもとより、吸っていた時期でさえ、他人のタバコの匂いは嫌いでした。

ホテルに泊まるときでも匂いのこもった喫煙ルームはイヤでした。

そのため禁煙ルームを取り、その中ででこっそりタバコを吸っていたものです。

家にいるときでもベランダへ出て吸う、自主性の強いホタル族でした。

許せる匂いは自分のタバコのそれだけでした。

嫌いな臭いが自分の洋服に付くのが耐えられない

自分が喫煙しているときであっても、自分の服や持ち物がタバコ臭につつまれるのはお断りでしたから、タバコを吸わない人にとって、とてもイヤなのはよくわかります。

喫煙可能スペースが公共スペースからどんどん減っているのは大変よいことです。

他人のタバコ臭が付着するリスクはどんどん減少しています。

6.キスするときに臭いのが嫌

成人男性の喫煙率が80%を超えていた半世紀以上前なら、タバコ臭がイヤだという理由でキスを拒否する女性はいなかったでしょう。

昔はおおざっぱで小さなことにはこだわらない、おおらかな世の中でした。

そして精神的には現代の同年代より成熟していたことも確かです。

ただし他人に対する配慮は今の方がはるかに行き届いています。

失くしたものもあれば得たものもある。

一長一短というしかありませんが、良い方向へ向かっているのは間違いありません。

タバコの匂いには遠慮せずダメ出しをしましょう。

タバコの臭いで2人のいい雰囲気が台無し

現代ではタバコとその匂いは、あらゆる人間関係をぶち壊しかねない時限爆弾のようになってしまいました。

確かに女性のフェロモンに引き付けられて初めて肩をよりそったとき、ほのかにタバコの匂いが混じっているのがわかったら、どうなるでしょう。

ほとんどの男性はドン引きすると思います。