その根拠はティーンズショップと呼ばれる小売り業態が長続きしないのをつねに見てきたからです。
鈴丹、ブルーグラス、パレモといったショップは衰退していきました。
一時一世を風靡したハニーズもパッとしません。
結局しまむらのティーンズ売場が安定して強い、というようなことになっています。
あとに続く世代が、あのショップで服を買うのはカッコ悪い、先輩たちのようになりたくない、と思われると売上が落ちるのです。
それを繰り返すともう閉店です。
2011年ごろ女性喫煙者たちの間にもこういうことがおこったのではないか、と思ったのです。
今でも喫煙者として残っている約10%の20代女性は、いつの時代にも一定の割合で存在する、人の話を聞きいれない、自己表現の強い人たちと思われます。
したがって20代女性の喫煙率は、これ以上は下がらないのではないでしょうか。
タバコを吸う女が嫌われる7個の理由
ではなぜタバコを吸う女は嫌われるのしょうか。
筆者は90年代後半、東京・神田神保町の社員数250人くらいの商社で働いていました。
いわゆる独身OLは70~80人もいたでしょうか。
ちょうど20代女性の喫煙率が最も高かったころです。
私服勤務だったせいもあって、なかなか華やかな雰囲気でした。
20代女性の喫煙率はやはり20%以上だったと思います。
それは26歳以上の独身で彼氏がいない、と噂されている女性に集中していました。
それもどちらかというと地味な、遊んでいる印象の全くないグループです。
彼女たちは、男性社員からは、イライラの解消か、または開き直っているのでは、と思われ、ますます敬遠されるようになっていきました。
2010年以降の20代世代になってからは、こういう人たちが減ってきたというこではないでしょうか。
1.将来子供を産むときが心配になる
タバコに含まれるニコチンは出産どころか、そのはるか以前から母体に影響を与え始めます。
生理不順や月経困難症などで、妊娠の可能性そのものを低めます。
また閉経が早まり老化を招くなど、生涯にわたり影響が残ります。
普通に考えれば、もう子供を産むことはない、と決意するまでは吸わないでしょう。
妊娠しても辞めれなかったら確実に子供に悪影響
妊娠中にタバコを吸うと、脳への血流が滞るのと同じように、胎盤から胎児への血流も悪くなります。
その結果、早産、死産、低体重出生児、早期破水、前置胎盤などのリスクが大幅に高まります。
これらは確認されています。
それ以外にも子宮外妊娠や先天性異常との報告も上がっているということです。
これらの話を聞いても辞められないとは、どうかしています。
この特徴に関するみんなの声
2.親に紹介しづらい
イライラ解消グループだった地味な女性たちは、恋愛が成立し、相手の親に紹介という段階までくれば、すっぱりタバコをやめているでしょう。