尊敬できる先輩の存在から、自分のやりたいことや目標も見出すことが出来るかもしれませんよ。
ただそういった先輩がいない場合は確かに、何を目指せばいいのか、その仕事を続けていって自分はどうなっていくのか…先が見えなくて不安にもなりますよね。
先輩になるような存在がいない場合は、その会社の転職率が高いことも考えられ、職場環境の悪さが原因の可能性もありますね。
その仕事に自分が向いていないのかどうか…他の問いと併せて考えるべきなのかもしれません。
【自問6】自分の成功を喜べる?
“自分の成功を喜べる?”これはどうでしょうか?
今の仕事で成功をおさめた自分、また目標を達成した自分を想像してみてください。
その時の自分はどんな気持ちになれるでしょうか?
嬉しい気持ち?達成感?または、想像してもそこに喜んでいる自分はいない?
もし、自分の成功に喜びを感じられないのだとしたら、本当にその仕事は向いていないのかもしれませんね。
これまでにもお話してきた通り、仕事って言うのは何か目標をもち、やりがいが無ければモチベーションは保てません。
成功への喜びもそのひとつでしょう。
目標を達成しても尚、その収めた成功に対して何も感じないのだとしたら…やる気も失って当然。
その仕事をやる意味に迷い始めて当然です。
でももし、成功したら嬉しいんだとしたら…まだまだその仕事に希望を見い出せるのではないでしょうか?
むしろ、その仕事が向いているのかもしれません。
今の仕事が向いていないと感じるのには、他に理由があるのでしょう。
環境が悪いのか、自分のやる気次第なのか…よく自分と向き合ってみましょう。
【自問7】今の仕事の嫌なところ10個あげられる?
仕事が向いていない…それなら“今の仕事の嫌なところ10個あげられる?”
仕事が向いていないのと、仕事が嫌なのはまたちょっと別の問題ではありますが、
この問いと向き合ってみると、案外「もう少しやってみてもいいかな」なんて思うこともあるかもしれませんよ?
「仕事向いてない」と思う理由のひとつには、その仕事に嫌なことがあるということもありますよね?
「嫌だ」という気持ちが沸いて来てしまうくらいだから、向いていないんだと感じるのも当たり前かもしれません。
でも、仕事をしていて、嫌なことが無い人なんてほとんどいないはずです。
みんなそれをどう受け止めるか、どう向き合うかで折り合いをつけているはずです。
今浮かんでくる嫌なところが、どれだけのウェイトを占めているのか、嫌なことしかなくて良い4ことなんてひとつも無いのか。
目標もやりがいもないのか。
その嫌なことが、本当に仕事に対する嫌なことなのか…。
嫌なことが10個もそれ以上も浮かんできて、もう心が壊れてしまいそうなら、辞めるべきなのかもしれません。
でも、「嫌=辞める」が癖になると、嫌なことにひとつも立ち向かえなくなる可能性もあるので注意が必要です。
自分の逃げや甘えなのか、心のバランスが保てなくなっているのかで、選ぶ選択肢は大きく変わってくるでしょう。
【自問8】5年後10年後の自分を想像できる?
“5年後10年後の自分を想像できる?”こんな問いはどうでしょう?
成功した自分を想像出来るかどうか…というのも、5年後10年後の自分と重なるところがありますよね。
先ほどもお話したように、筆者の父は一度だけ転職しています。
その理由は、やりたいことがみつからなかったことでもあるのですが、もうひとつの理由はこれ。
5年後10年後の自分が想像出来なかったこと。
もっというと、会社の未来も想像出来なかったことだと言います。
5年後10年後の自分を想像するというのは、それ自体が目標にも成り得ます。