吉永小百合のイメージです。
彼女の時代背景では、豊かな生活を求めて努力するというのは当たり前のことでした。
明日は今日より豊かだ、という言葉に実感があったころ、身近にいる女性リーダーという役回りでした。
そうした経済成長幻想がなくなった現在でも、当時の残像は中高年には鮮やかです。
子供時代に見た母の背中といっていいのかも知れません。
ひたむきに努力する美人の姿は、こうした心地よい記憶を呼び起こしてくれます。
男性の最も好む、理想の絵柄と言っていいのかもしてません。
謙虚さがある
日本女性は、人前でパートナーを貶めるようなことは言いません。
自己主張もあまり強くありません。
調和を重んじ何につけ控えめです。
この2つこそ、日本女性が海外で圧倒的な人気を誇る最大の理由です。
外国では、どこにいても男性は、奥さんを立てる必要があります。
日本では逆に男性を立ててくれます。
これは外国人男性にとって、自国の文化ではまず得られない快感なのです。
これについて思い出したことがあります。
それはアメリカ軍に関する内容でした。
アメリカと日本は太平洋戦争で激しく戦いました。
1945年8月の日本降伏後、アメリカ軍は占領軍として日本へ上陸し、支配者として君臨します。
5年後の1950年6月に朝鮮戦争が始まると、その在日米軍の一部も戦場へ派遣されます。
しかし彼らは5年前とは比べものにならないくらい弱く使いものにならなかったといいます。
その原因は日本女性だというのです。
あまりに居心地がよいため、みな腑抜けの兵隊になってしまったというのです。
日本人女性の謙虚さを伴う男性への接し方は、カウボーイの荒々しさが残るアメリカ人男性を骨抜きにしました。
戦後世界に大きな影響力を発揮したことになります。
人がどう思うかを考えられる
真に中身の美しい人には、自分本位の人について回るとげとげしさはありません。
周囲と調和することを意識しているわけではないでしょうが、自然にそうなっています。
人のこともよく考えています。
また人が自分のことをどう思うかについてもよく頭が回ります。
その結果、好感度が落ちるようなことはありません。
そうした行為はしないようにうまくコントロールできています。
人のことを考えられるということは、頭がよいということです。
これは訓練によってさらに伸ばすことが可能です。
常識やマナーを知っている
美しい人は、社会規範から大きくはずれるような行為をすることはありません。
とくに目立ったことをしなくても、存在しているだけで目立っているため、余分なアピールをする必要がないからです。
むしろ社会常識やマナーを守っている方が逆に目立ち、好感度はアップします。
自然体でいればいいのですから楽です。
ここでベテラン女優、加賀まりこのインタビューのことを思い出しました。