日本人の横幅の平均が14.5cm、縦幅の平均が18cmくらいですから、比率にすれば1:1.24となり、やや丸顔気味です。
顔の横幅はサイドの髪の毛で隠してしまえばどうにでもなります。
美しい顔のパーツの比率
続いて、顔のパーツの配置と大きさについて見てみましょう。
これは結構メイクで誤魔化せるので要チェックの項目です。
目と目の間=目の幅
目と目の間隔の長さの理想は、目の横幅と同じです。
目の横幅は2.3~2.8cmが多く、目の大きな人だと3~3.4cmほどあります。
間隔のバランスははあくまでも目の横幅との比率なので、目が3cmあれば間隔が3cm開いていても良く、一方目が2.3cmで間隔が3cmだとバランスが良くありません。
これをメイクで補完するのであれば、鼻筋と眉頭を結ぶラインにシャドウを入れ、目頭からややオーバーするところまでアイラインを引けばOKです。
鼻の幅:口の幅=1:1.5
鼻が大きいかどうかは、単体での大きさよりもその他のパーツとの対比で認識されます。
最も近いところにある口の大きさの影響が強いです。
黄金比は、鼻の幅:口の幅=1:1.5。
鼻の横幅の平均は3.3cmほどらしいので、口は比率1.5を掛けると約5cmとなります。
これを目安にし、口が5cmであれば鼻を細く見せるためにノーズシャドウ、口が鼻が3cmであれば、リップラインをややオーバーに描くなどして整えましょう。
鼻の幅≒目の幅(+3mmまで)
鼻と口のバランスを整えても目が小さいと顔の下半分に注目されやすく、印象が薄くなります。
鼻の横幅と目の横幅の差はほぼ同じ、または目の方が3mmほど大きいというバランスが理想です。
目はいくらでもメイクで大きく見せられる部分ですから、技術を磨いて調整してみましょう。
白目:黒目:白目=1:2:1
白目・黒目・白目という並びのバランスは1:2:1が黄金比とされています。
日本人は1:1.5:1が多いため、黒目を大きく見せることができるカラーコンタクトレンズが人気です。
とはいえ、裸眼の状態で1:2:1のバランスを持っている人がカラーコンタクトを付けてしまうと、極端に言えばバランスが1:3:1のようになり、宇宙人っぽくなります。
やりすぎないよう注意しましょう。
また、白目が充血または黄ばんでいると、黒目とのコントラストがなく境目が曖昧になります。
これもまたバランスを崩してしまうので、目を酷使せず、ケアすることが大切です。
美しい体の比率
顔はメイクで何とかするとして「明日からすぐにでも」とはいかないのが身体のバランス。
単に痩せれば良いというものではなく、身体も全体とパーツの比率で美醜が左右されます。
たとえば「ウエスト57cmです」と言われればスタイルが良さそうな気がしますが、頭からつま先まで全部57cmだったら、シルエットはドラえもんですよね。
逆にウエストが70cmでもバストとヒップが100cmなら、十分くびれのある体型です。
身体のパーツのバランスも大切だというイメージが湧いたところで、具体的な数字を見ていきましょう。
ウエスト:ヒップ=7:10
ウエストとヒップの比率は7:10が理想的です。
どちらに合わせるかという問題になってきます。
女性のウエスト平均は67cm程度なので、比率に合わせるとヒップが96cm程度となります。
しかし、ヒップの平均は86cm。
比率に沿わせるためにヒップだけに肉をつけるというのは、かなり難易度が高いです。
ヒップ86cmで7:10の比率にしようとすれば、ウエストは60cm。