CoCoSiA(ココシア)

無能な働き者の18個の特徴(続き9)

今まで読んできて「よかった、自分は無能な働き者ではなさそうだ」と思った方、おそらく無能な働き者予備軍です。

というのも、年をとればとるほど、誰しもが一歩間違えるだけで無能な働き者に転落するから。

自分より年上でそういう人は絶対近くにいますよ。

新しい技術や方法を学ばないで古いやり方を押し通そうとする上司とか、「酒の席に呼ばれたら喜んでついてくるのが後輩だろう」と怒鳴る先輩とか…。

「最近の若者は」「昔はよかった」と言っている人たちも、みんな世の中の進化についていけない、頑張りどころを間違えている無能な働き者たちです。

自分はそうならないように気を付けましょう。

ホウレンソウを徹底する


報告・連絡・相談のホウレンソウは社会人の常識です。

無能な働き者が上司だとホウレンソウをしたくなくなる気持ちもわかりますが、自分を守るために必要なことだと覚えておきましょう。

どんなに無駄だと思えても、とりあえずホウレンソウだけしておけば、上司には監督責任があるため、自分だけが責任を追及されるのを免れることができます。

それを「バカに相談しても無駄だぜ」と思って勝手にやってしまったが最後、「勝手にやったんだから、自分でケツを拭け」と言われてしまいますよ。

コミュニケーションをとる

プライベートなことまで開示して楽しくお話ししなさい、ということではありません。

コミュニケーションは挨拶に始まり、今手をつけている仕事に直接の関係がなくても「この前の件ってどうなったんですか?」といった立ち話程度の会話で十分です。

日々コミュニケーションをとることは、相手に対して「この人は話を聞いてくれる」「理解力がある」「会話しやすい」という印象を植え付けるために欠かせません。

こういった積み重ねがあれば、自然に人と情報が集まってくるため、仕事をスムーズに進められます。

謙虚な姿勢を意識する

年齢に関係なく仕事ができる人はできるので、若い内から頭角をあらわすことは少なくありません。

年上たちにやっかまれながらも成果をあげていき、立場もそれなりに上がっていくでしょう。

しかし、誰よりも早いスピードで出世してしまった人ほど、知識には欠ける部分があり、他社のお偉いさんと話している中で自分の無知を思い知る場面が出てきます。

それを学ぼうとする姿勢があれば良いのですが、知らないと言うのが恥だと思うと、無知隠すテクニックだけが磨かれて、足場が不安定なまま責任ある立場についてしまいます。

これが無知で無能な上司の姿です。

自分にはまだまだ知らないことがある、教えてください、という謙虚な姿勢を意識して、吸収力を落とさないようにしましょう。

できる人の行動を盗む

謙虚な姿勢を意識することとも関連していますが、どんなに自分が仕事のできる人間でも、さらに尊敬できる人を探すことをおすすめします。

社内にはいなかったとしても、他社の有能な人と出会うチャンスを作って話を聞いてみれば良いのです。

そうすると、今まで自分の中にはなかった考え方や価値観を取り入れることができ、その人が「できる」理由がわかってきます。

その上で行動を盗ませてもらえば、進歩を止めることなく有能な人間であり続けることができるでしょう。

自己判断で行動しない

頭の回転がすこぶる速い人は、凡人が結論に達するまでに1時間かかるところを、5分もあれば導き出してしまいます。

会議が長すぎる、無駄が多いと思う人の傾向です。

こういった人は常にストレスを抱えています。

なぜなら、たった5分で出るような結論を、1時間もこねくり回さなければ導き出せない連中に伝えたところで「なんでそうなるのか分からない」と言われてしまうからです。

それを丁寧に説明するよりも、自分の中にある結論に基づいてサッサと実行した方が早いと考えてしまうのも頷けます。

しかし、その結論が常に正しいとはいえないことを覚えておかなければなりません。

一人でやりきれる仕事の範疇なら何とかなりますが、多くの仕事は他者の協力を得なければ完遂不可能です。

必要なときだけ「手を貸せ」というのも横暴というもの。

関連する人々には、なぜその結論に至るのかを丁寧に、ゆっくりと説明して同意を得ましょう。

もしかしたら、違う情報を持っている人が「ここは改良の余地があると思います」と提案をしてくれるかもしれません。

事前情報だけではわからなかったリスクが発覚することだってあります。