7.一旦休息やお休みをとる
そして、張りつめた糸がかろうじて繋がっているけど、今にも切れそうな状態なら“一旦休息やお休みをとる”ほうがいいでしょう。
仕事辞めたい病といっても、そのレベルは軽度から重度な状態まで差があると思います。
そのレベルによって、対処の仕方も変わってきます。
「仕事辞めたい」というより、「もう無理」と会社に行く気力もないような状態なら、かなり重度な状態なのかもしれません。
仕事の内容や人間関係がどうかっていうことすら考えられない状態なら、鬱状態の一歩手前の可能性もあります。
お休みを取るべきでしょう。
ただ、お休みをとると言っても…仕事の休みは週末だけ。
それでもいっぱいいっぱいだから仕事を辞めるしかない。
と考えている人がほとんどかもしれませんね。
でも、今は“休職”ができる制度も充実してきています。
これは、全ての会社で取り入れられているわけでは無いので確認が必要ですが、大企業ならほとんどの会社に、休職制度があるはずです。
この場合、長期療養が必要と判断されなければならないので、病院の診断書等も必要にはなってきます。
もちろん、休養が必要かどうかはお医者さんの判断にもよります。
なので、まずは仕事を辞めてしまう前に、病院に行くこと。
そして、休養が必要と判断され、会社に休職制度があるのなら、それを利用してお休みをとるのが一番です。
仕事を辞めてしまうということは、無収入になるということです。
他の会社で働ける状態ならいいですが…お休みが必要な場合は、次の仕事もないまま、いつ働き出せるかわからないまま、無収入で過ごすことになってしまいます。
無収入による不安。
精神的なプレッシャーは相当なものになるはずです。
休息しようにも、心は休まらない状態になってしまいかねません。
その点、休職制度が利用できるなら、回復後の仕事の不安もなく、
また健康保険の制度により給与の2/3の額が毎月支払われるので、金銭面の不安もありません。
心の休息が必要な場合は特に、余計な心配事はなくすことが大切ですよ!
筆者の姉が、心理カウンセラーをしています。
鬱病の患者さんのお話を聞き、回復をサポートしているのですが、その中にも何人か、会社の休職制度を利用している人がいるそうです。
姉の場合は医師ではなく、心療内科に直結したカウンセリングルームのカウンセラーなので、診断書は出せません。
心療内科医に診断され、より深いカウンセリングが必要な人が、姉の元へやってくるのです。
医師とカウンセラーが連携していれば、薬との併用や治療方針など何かと安心。
なのですが、まだまだそういったところは少なく、基本的に医師とカウンセラーは別々に活動しています。
ですので、診断書をもらうためにも、まず医師の元を訪ねてみることをお勧めします。
8.仲のいい人に相談する
仕事辞めたい病の時は“仲のいい人に相談する”のも大事なこと。
ひとりで抱え込んでしまうと、もう「辞めたい」ということばかり考えてしまいますよね。
辞めたい方向で思考回路は働くので、自分で方向転換することが難しくなってしまいます。
それに、何度も言うように、仕事辞めたい病の時は冷静な判断が出来ない状態です。
仲のいい人に相談することで、客観的な意見を言ってもらいましょう。
それに、誰かに打ち明けてみることで、案外気持ちが落ち着くことだってありますよね?
悩みを共有してもらったり、仕事を辞めたいほどいっぱいいっぱいになっている自分を曝け出すことで、肩の力を抜くことが出来るかもしれません。
仲の良い人っていうのは、いつものあなたの頑張りを見てくれている人ですよね。