4.家事の押し付け
家事分担を上手く調節できないという原因も、同棲解消の多い理由です。
日本人男性の思考には未だに「男は仕事に出て女は家を守るもの」という考えが根強く残っています。
そのため、たとえ結婚前の同棲であっても、男性は女性が家事をするのが当たり前だという認識で接してくることがあります。
こういった男性の行動は「家事ハラ」と呼ばれ徐々に問題となっていますが、まだまだ女性が家事をするものという考え方が社会に浸透していることは否めません。
お互いに仕事をしているのに家事の比率が女性の方が高いと、やはり女性も良い気分ではありませんよね。
ましてや、2人は同棲しているだけでただの彼氏と彼女。
妻でもない自分がなぜ面倒を見てあげなければいけないの?
なんて思い始めてしまったら、同棲解消の道一直線になってしまいます。
押し付けられた方はたまったもんじゃないです
家事を押し付ける側は往々にして、そんなに広くないし毎日ちょっとづつやればいいんだから、という楽観的な思考で家事や家の中の仕事を認識しています。
そして、ゴミ捨てやちょっとした掃除など、手間のかからないことをたまにやってまるで平等に家事を分担しているかのような態度をとることすらあるのです。
どんなに小さな部屋でも、日ごろからキレイにしていても、仕事から帰ってきて疲れているのに部屋が汚れていたり使った食器がそのままになっていては、相手への愛情もどんどん目減りしてしまいますよね。
お互い一人前の大人なのですから、お母さんやお父さんに甘えるように家事を押し付けるのはやめておきましょう。
この理由に関するみんなの声
5.気が休まらない
人間は哺乳類なので、群れで過ごすことにはあまり抵抗が無い生き物です。
しかし、人間には動物とは違いパーソナルスペースというものが存在します。
これは、人が他人に近づかれると不快に感じる空間のことを指し、一般的に女性よりも男性の方がこの空間の割合が広い、と言われています。
こういったパーソナルスペースに無遠慮に入り込んでしまうと、たとえ恋人同士といえど気持ちが休まらず、家にいても疲れてしまうようになります。
また、精神的なパーソナルスペースの侵害も同棲別れの理由となります。
静かに過ごしたいときに必要以上に話しかけられたり、そっとしておいてほしいのに構われたりすることがストレスとなります。
こうした状況が続くと、「一緒に暮らしていると安らげないなあ…。」という気分が強くなってしまうのです。
ゆっくりできずストレスがたまる
このように、相手の気持ちを考えず自分本位な愛情表現を強く行ってしまうと、相手がゆっくりと自宅でくつろぐことができず、ストレスが溜まっていってしまいます。
人は自分が居心地がいいと感じ、安らげる場所には長くとどまろうとしますが、反対にここには居たくないと感じると、徐々にその場所に寄り付かなくなってしまうもの。
お互いのパーソナルスペースやプライベート、そして生活のペースはなるべく崩さないように、安心できる家を作るようにしましょう。