お金の管理方法は事前に決めておく
人それぞれ考え方や好みが違うように、金銭感覚も十人十色様々な考え方があることを忘れないようにしましょう。
籍を入れてからは家計を同一にすることが多いため、ある程度の金銭感覚のすり合わせは重要になっていきます。
しかし、まだ同棲を始めただけという段階では、自分の金銭感覚を相手に押し付けるような言動は慎みましょう。
ただでさえ、お金の話というものは険悪になりがちです。
金銭感覚のずれやお金の管理方法が原因の同棲別れを防ぐためには、同棲を始める段階で家賃を何割づつ負担するのか、生活費はどういう風に分けるのかなどをしっかり話し合って決めておくことが重要です。
同棲を始めるときは、ラブラブで一緒にいられればいいなんて気持ちが強いものなので、お金の話はあまりしたくないですよね。
それどころか、彼氏が全額負担するよ!などと言ったり、何となくその時々で支払いを分ければいいという適当な決め方をしてしまいがちです。
しかし、あらかじめお金の分担をしっかりしておかないと、喧嘩になった時にしこりを残してしまう可能性があります。
特に、家賃・光熱費、食費や日用雑費などは何割づつ負担するのか細かく設定しておきましょう。
そして、生活や自分自身に悪影響が無い部分で、相手がお金をどう使っているのかはあまり突っ込んで追求しないことが、同棲を上手く続ける秘訣です。
同棲を解消する時にはこんな面倒な問題も発生します…
1.家具はどちらのもの?
同棲をするにあたって、家の中の家具や家電はお互いが持ち寄ったもの以外にも2人でお金を出して買うことになりますよね。
2人とも実家暮らしからの同棲なら、0からすべて買わなければいけない場合も。
同棲を始めるときは一緒に使う家具を選ぶなんてとても楽しいイベント。
どんな部屋にしようか、2人で雑誌を眺めたり、おそろいのクッションや小物をそろえたり考えただけでワクワクしてしまう時間です。
しかし、この楽しく選んだ2人の家具や家電、同棲を解消するときには思わぬ邪魔になってしまいます。
同棲の解消とは、つまりその家に二人とも暮らさなくなるということ。
それぞれが別の部屋で暮らすようになるので、家具ももちろん折半する必要があります。
一緒にお金を出し合った物は現金のようにきれい半分に分けられるわけではないので、どちらがどれを持っていくかで余計な揉め事になってしまうのです。
欲しいものがそれぞれ違うならいいのですが、お互い一人暮らしを始めるならできるだけ便利なものを持っていきたい、と思うのは当然のこと。
さらに使い古して古くなったものを押し付けられるのも嫌だと思います。
別れる瞬間まで、ものを奪い合うなんて少し寂しいですよね。
2.新しい家を借りなきゃ
同棲をするときに選ぶ部屋は2人が家賃を出し合って決めるので、ある程度高い予算の中でアクセスが良かったり、広いきれいな部屋を選ぶことができます。
一人じゃ到底暮らせないようなマンションに住めるという点も同棲のメリットなのですが、問題は同棲解消でその部屋を手放す時。
片方が出て行って片方が残る、という方法もありますが2人で払っていた家賃を1人で負担するのは厳しいものがあります。
ほとんどの場合、それぞれが自分の新しい部屋を探すことになるのですが、時期が悪いと部屋がいつまでたっても見つからず、部屋を出たくても出れないなんてことになりかねません。
片方が決まってしまって先に出て行ってしまうと、退去の手続きなどもすべて一人でやらなければいけなくなり、余計な負担がどんどん増えていくことに。
もし2人とも見つかるまで部屋を出ないという約束だとしても、付き合っていないのにルームシェアしているという奇妙な関係が長引いてしまうようになります。
そんな不思議な生活はお互い気まずいですし、次の出会いも遠のいてしまいます。
3.周りや親への説明…
特に両親など目上の世代は、男女が同棲したといえば結婚前提だと思っても当たり前。
同棲前に挨拶などをしていれば、余計に将来のことなどを期待して見送っているはずです。
それなのに、突然同棲を解消して別れたなんて聞いたら、相手に対して無責任だと怒ったり、あなたのことをとても心配してしまいます。
もちろん周囲の友人などにも気を使わせてしまう可能性大。
あんなに仲が良かったのに…なんて裏で言われつつ腫れ物に触るような扱いを受けるのは泣きっ面に蜂状態。
いつまでも隠しては置けませんが、同棲解消の事実を言い出すタイミングは意外に難しいのです。
4.住所が変わるから、銀行や会社などへ届けなきゃ
家を引っ越す時には、住民票を移したり、住所変更の手続きを行わなくてはなりません。