逃げたい気持ち、認めたくない気持ちから、言い訳をしたくなるのは私もよく分かります。
でも、そんな時は言い訳を聞く相手の立場になって考えてみてください。
例えば、寝坊をして遅刻をしたとき、事実は寝坊したことであり、遅刻により迷惑をかけたことに対する謝罪が必要ですよね?
素直な謝罪と事実があれば、相手は「次は気を付けてね」と言い、それが続くなら寝坊しないための対策を考えることになります。
でも、言い訳をする人は「道が混んでいた」とか「忘れ物をして戻った」とか、事実に反する言い訳をし続けたうえに、一向に遅刻は改善されません。
嘘や言い訳ばかりを言っていると、相手がムカツクのもわかりますよね?
出来なかった言い訳をしたい時、ミスをした言い訳をしたい時、相手が知りたいのは事実であり、求めているのは謝罪です。
言い訳をしたくなっても、とにかく堪えてください。
言い訳がいい結果を生むことはないのですから。
特徴9.責任感がない
これまで挙げてきた仕事ができない人の特徴。
その原因の全ては“責任感がない”ことにあります。
仕事をするということは、責任を負うことと言っても過言ではありません。
責任を負えるようになって、ようやく一人前になれるのです。
仕事ができる人になるのは、責任を負えるようになってからの話。
責任感をもって仕事に取り組めば、これまで説明してきた出来ない人の特徴も、自然と克服できるはずです。
出来る人と出来ない人の差は、責任感があるかないかの違いなのですから。
逃げ癖がついている
逃げ癖はついていませんか?責任を誰かに押し付けていませんか?
確かに、最終的に責任を負うのは管理職の人です。
でも、それは自分には責任が無いということではありません。
そんな姿勢でいたら、昇進なんてできないし、仕事ができる人として認められることもありません。
仕事は、実務や実績をこなすだけでは、出来ているとは言えないのです。
【対策】どんなに細かいことも、自分が最終責任をおっているつもりで仕事をする
全ての責任は自分にあることを意識して、仕事に取り組んでください。
そういう人ほど、いざというときに周囲からのフォローも得られるものです。
責任感をもって真面目に取り組んでいることが分かっていれば、上司も全責任を負うつもりで、仕事を任せてくれるようにもなるのです。
信頼感はそうやって、築かれていくものですよ。
特徴10.報連相ができない
さらに“報連相ができない”ことも、仕事ができない人の特徴として挙げられます。
どんなに小さな会社でも、大企業でも、報告・連絡・相談は、仕事の基本です。
仕事はひとりで行っているのではありません。
会社ではなく、個人で働いていたとしても、必ずその仕事の先には、顧客がいるはずです。
縦と横のつながりを意識して仕事をすることが必要なのです。
報連相という言葉を知らない人はいないと思いますが、出来ていない人が意外と多いものなのです。
報連相がないせいで、信用が得られにくくなっている
報連相が出来ていないということは、周囲の人はあなたが何をやっているのかが、分からないということです。
仕事をきちんとしているのかいないのか、ちゃんと進んでいるのかどうか、終わったのかどうか…
これが分からないと、評価のしようがありません。
仕事ができているのかどうかも分からず、仕事ができる人になれるわけがないのです。