正しくは「とんでもないことです」とか「とんでもないことでございます」なのです。
「とんでもない」という意味は、「意外だ」とか「思いがけない」ということと、謙遜する時の「滅相もない」や相手を非難する「けしからん」という意味もあるのです。
しかし、とりわけビジネスで使われる場合は、謙遜する気持ちを表現するようです。
正しくは、「とんでもないことでございます」となりますが、これではかえって不快な感覚になってしまう人が多いのです。
そこで、「とんでもありません」とか「とんでもございません」の方が表現として気にならないという意見が多かったので、目上の人には「とんでもありません」や「とんでもございません」を使うことが認められています。
相手からのお褒めや称賛の声に対して、軽く打ち消す時の表現として使われます。
参考になります
「参考になります」という表現は「考えたり決定したリする時の判断材料のひとつにする」という意味も含まれています。
このことから、「参考になります」とは「自分はもうどうするかの判断はできているが、なたの意見を参考程度に聞いておきます」というニュアンスにも取られるのです。
すると、目上の人の意見に対して「参考になります」と言うと、上から目線で参考程度に聞いておきますという軽い気持ちを表現するようで、失礼になってしまうのです。
こんな時には、「勉強になりました」と言うのが正解です。
感心しました
そもそも「感心した」「感心しました」とは目下に対する表現方法です。
「感心」には、①感動する。深く心に感じること。
②「感心な奴だ」というように、行動や態度などが褒めっれるべきレベルであるさま。
③ひどさにあきれること、ビックリすること、と3つの意味があるのです。
だから、目上の人に「あなたは素晴らしいと評価できるので褒めます」ということなので、言葉自体は失礼な言葉ではありませんが、目上の人には使わない方が無難だと思います。
目上の人の行動や対応について素晴らしいと感じた時には、「感服しました」とか「感銘しました」が正解です。
できません
「できません」とは、何かを断る時の言葉です。
目上の人に上手く断る表現としては、「できかねます」を使います。
ただし、できるかどうかは分からないと言う意味も含まれています。
そこで、丁寧にしっかりと断る場合には、断る意志を明確にするためにも、「申し訳ございませんが」とか「せっかくのご依頼ですが」を付け加えてから「できかねます」と言えば良いのです。
気を付けて!言葉遣いの他にも嫌われる部下の特徴って!?
言葉遣いだけでなく、こんな部下はごめんだという時があります。
ちょっとした仕草や態度が嫌われるようです。
どんなことが嫌われるのかを調べてみました。
上司によって態度が違う
自分にはいつも嫌な顔をして笑顔を見せないのに、隣の部署の課長にはニコニコして話しているのを見た時です。
上司によって、笑顔を使い分けているということだけで、自分に対する評価が違っているのではと思ってしまうようです。
上司によって態度が違うと嫌われます。
噓つき
いい加減なことを言う人も嫌われますが、もと嫌な人は平気で嘘をつくことができる人です。
ちょっとしたことでもとぼける振りをして嘘をつくのです。
あの上司は簡単に騙せると考えているようだと、嫌われてしまうのです。
サボリ魔
ちょっとタバコを吸ってきますと言い残して、サボってゆっくりと休憩をしている人も見かけます。
本人は見つかっていないと思っているのですが、結構バレているものです。
あいつはサボリ魔だと烙印を押されてしまえば、上司が変わってもその評判は引き継がれてしまうのです。
目を合わせない
意識的に目を見て話しをしない人は、心に何かやましいことがある人かも知れません。