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蔑む態度をしてしまう5個の理由と治し方


他人と自分とをつい比較してしまいがちな人は、人を蔑む態度をしてしまうことも多いです。

「あの人よりはマシだ」「あの人は自分よりも劣っている」などと、人を蔑んでしまう自分に嫌悪感を抱きながらも、なかなかその悪癖を治すことができずに悩んでいる人は少なくありません。

何故人のことを蔑んでしまうのか、またどうすれば蔑まずにいられるのか、その理由や具体的な直し方についてご紹介します!

この記事の目次

人を蔑む癖を直したい!

あなたは日常生活を送るなかで、人を蔑んでしまうことはありますか?

蔑むとまではいかなくても、他人と自分とを比較して、自分よりも相手の方が劣っているなと感じたり、自分の常識に当てはまらない言動をしている人を見下すような気持ちになったり、そうしたさまざまな感情から、人を蔑んでしまうことがあります。

無意識に人を蔑んでしまっている人は、自分が誰かを蔑んでいるという事実にも気づいていないかもしれません。

一方で、嫉妬心や負けず嫌いな性格を自覚している人は、それだけ人を蔑みやすいということも自覚しています。

そして誰かを蔑んでしまった直後には、そんな自分の性格を嫌だと感じ、どうにか直したいと思うことでしょう。

蔑むという感情は決して良いものではありませんが、それを自覚して直したいと思っている時点で、悪癖を直せる可能性は十分にあるでしょう。

どうして蔑んでしまうのか。理由は?


そもそも、どうして人は人を蔑んでしまうのでしょうか?

自尊心の高さや自身への劣等感などが原因で、人を蔑む感情は生まれやすいと言われていますが、実際にはその理由はとても複雑でたくさんあります。

そのため、「自分はこうだから人を蔑んでしまう」と自分ではっきりとした理由を分かっていない人もいますし、またその理由を自分で勘違いしてしまっていることもあります。

人を蔑んでしまう理由を知ろうと思ったら、まずは自分がどんな人間なのかを自身でしっかりと把握する必要があるでしょう。

自己分析ができて初めて、人を蔑んでしまう理由も明確になってきます。

また、自分自身でさえ理由を探すのに苦労することがあるのですから、他人が人を蔑む理由を自分で一方的に判断することはより難しいでしょう。

では、どうして人は人を蔑んでしまうのか、その理由として挙げられやすいものを以下にご紹介していきます。

1.しっかりした持論を持っている

自分自身で、しっかりした持論を持っている人は、それだけ固定観念にとらわれやすくなります。

持論を持つということは、すなわち自分の意見をきちんと持っているということですので、何の考えも持っていない人よりは、しっかりした頼もしい人間だと周りから評価されやすいです。

そして周りの評価を受けることによって、持論を持つことに自信を覚えた人は、「自分の考えは正しい」と思うようになっていきます。

自分の考えが正しいと思い込んでしまうと、物事に対する思考の柔軟性が失われてしまい、他人の考えや意見を受け入れられなくなってしまいます。

持論を持ちつつも、他人の考えも受け入れることのできる人が理想的な人間ですが、誰もがその通りになれるわけではありません。

しっかりした持論を持っているがゆえに、他人の意見や考えを受け入れられずに否定してしまうことで、他人を蔑んでしまうことに繋がりやすくなります。

持論と食い違う人に対して激しい口調で責めてしまうことも

しっかりした持論を持っていると、それだけ固定観念や偏見にとらわれやすくなってしまいます。

すると自分の意見は正しく、自分の意見と異なる他人の意見や考えは間違っていると思い込みやすくなってしまうため、持論と食い違う人に対しては、激しい口調で責めてしまうこともあります。

一対一での話し合いだけでなく、複数人で議論をする場合や、ディスカッションの場合にも自分の意見とは異なる相手を強い口調で責めたり攻撃したりすることがあるため、周囲からは厄介な人扱いされてしまうこともあるでしょう。

2.自分にどこか劣等感を抱えている

自分にどこか劣等感を抱えている人は、それが原因で他人を蔑んでしまうことがあります。

蔑むと聞くと他人を上から見下すといった意味に思えますが、実際には下から相手を見上げることによっても蔑みの感情は生まれることがあります。

例えば自分よりも良い生活を送っている人や、自分よりも出世している相手に対して、僻みや妬みの感情から、相手に対して良くない感情を抱くことがあります。

「隣の芝生は青く見える」ということわざの通りに、自分にないものを持っている人や、他人と自分とを比較して、他人の方が何かしら優れているところを見つけると、相手を羨む気持ちが蔑みの感情に変わってしまうのです。

他人からこれみよがしに自慢されれば誰でも嫌な気持ちを抱くことはありますが、例え自慢されていなくとも、こちらが勝手に劣等感を覚え、相手を蔑んでしまうことも少なくはないでしょう。

羨ましさから人を蔑んでしまう

劣等感は、他人と自分とを比較することで生まれます。

比較するものが何もなければ、自分の生活が当たり前のものとして、何の違和感もなく受け入れられることでしょう。

しかし、他人と自分とを比較すると、もしも他人の方が自分よりも優位に立っていると思った時に、相手よりも自分の方が劣っているという感情から劣等感が生まれます。